マインドマップ How-Tos

3Dマインドマップを描く方法

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編集者: Edraw

マインドマップは、情報やアイデアを視覚的に整理し、思考の流れを明確にする効果的な手法です。最近では、従来の2Dマインドマップに加えて、3Dマインドマップが注目を集めています。これにより、複雑な情報をより立体的に整理でき、深い理解を得ることが可能です。本記事では、3Dマインドマップの概要や、効果的な作成方法等について解説します。

1.3D マインドマップとは?

 3Dマインドマップとは、従来の平面的な2Dマインドマップに対し、立体的に情報を視覚化できるツールです。情報が3次元で表現されるため、複数の視点からアイデアやデータの関係性を捉えることが可能となり、複雑な情報の整理や思考の発展に役立ちます。

3D マインドマップとは

 3Dマインドマップは、次のような場面で特に有効です。

  1. 複雑なプロジェクトの管理や計画
  2. 多層的なデータを扱う必要がある場合
  3. 思考の自由度を高めたい場合
  4. 複数の関係性やテーマを同時に扱いたいとき

 このように、3Dマインドマップは、従来の2Dマインドマップとは異なり、情報を空間的に整理できるため、視覚的な理解を深めるための強力なツールとして利用されています。

2.3D マインドマップを作成する方法

 3Dマインドマップ作成ツールはいくつかありますが、ここでは今話題の「Think Machine」をとりあげ、AIを利用して自動的に3Dマインドマップを作成する手順を説明します。

 ①作成開始:Think Machineのウェブサイトにアクセスし、「Try it now!」をクリックします。

 ②テーマの設定:「I'm reserching」の欄にテーマを記入し、「GENERATE MAP」をクリックします。

3D マインドマップを作成する手順

 ③視点の調整:3Dマインドマップが自動的に作成されます。マウスを動かすことで、上下左右、あらゆる角度からアイデアのつながりを確認でき、複雑な情報を効果的に整理できます。

3Dマインドマップが自動的に作成された

 ④サブトピックの編集:左側に表示されるサブトピックの関係性等を編集します。サブトピックを矢印 (->) でつなぐことで、ネットワークを構築します。

 英語表記になる場合もありますが、日本語で表記したい場合には、{Output in Japanese}と入力します。

3.3D マインドマップ V.S. 2D マインドマップ

 3Dマインドマップと2Dマインドマップは、どちらも情報整理やアイデアの可視化に役立つツールですが、それぞれの特徴や長所、短所は異なります。以下では、両者の違いを比較しますが、使用目的に応じて使い分ける必要があります。

3Dマインドマップ 2Dマインドマップ
特徴
  • 立体的に情報を視覚化することで、複雑なデータや複数の視点を同時に扱う際に効果を発揮
  • チームでのコラボレーションや長期的なプロジェクトの管理に向いている
  • 平面的に情報を整理するため、シンプルで使いやすく、多くのツールで広く普及している
  • 短時間で簡単に作成できるため、シンプルな情報整理や日常的なタスク管理に適している
長所
  • 情報の階層をより直感的に表現可能
  • 複雑な関係性を立体的に表現できる
  • 視覚的なインパクトが強い
  • 大量の情報を効率的に整理可能
  • プレゼンテーションでの効果が高い
  • シンプルで作成が容易
  • 紙でも作成可能
  • 編集や修正が簡単
  • 印刷や共有が容易
  • 直感的な操作性
  • 低い学習コスト
  • 多様なツールが利用可能
短所
  •  作成に時間とスキルが必要
  •  専用のツールが必要
  •  印刷した際に見づらくなる可能性
  •  編集や修正が比較的困難
  •  学習コストが高い
  •  デバイスの性能に依存する
  • 情報量が多くなると把握が困難
  • 階層構造が複雑になると見づらい
  • 視覚的なインパクトが比較的弱い
  • 関連性の表現が限定的
  • 空間の使用効率が低い
  • 情報の重要度表現が制限される

4.無料体験可能なマインドマップ作成ツールEdrawMind

 数ある2Dマインドマップ作成ツールの中でも、EdrawMindはその使いやすさと多機能性で人気を集めています。特に、無料体験版を利用できる点が魅力で、誰でも気軽に試すことができます。

EdrawMind

(1) 基本的な機能

   EdrawMindは、ユーザーフレンドリーなインターフェースと豊富なカスタマイズオプションを兼ね備えています。主な特徴は以下の通りです。

 ①ドラッグ&ドロップで簡単作成:アイデアやトピックをドラッグ&ドロップで追加できるため、初心者でも簡単にマインドマップを作成可能です。

 ②豊富なテンプレート:ビジネス、教育、個人的なタスクなど、さまざまな場面で活用できるテンプレートが多数用意されています。

 ③リアルタイムコラボレーション:複数人で同時にマインドマップを編集できるため、チームでのアイデア出しやプロジェクト管理に最適です。

 ④クラウド保存:作成したマインドマップをクラウドに保存し、どこからでもアクセス可能です。

 これらに加えて、最新版では以下の機能を使うことができます。

(2) AIマインドマップ作成

 AIを活用したマインドマップ作成機能を搭載し、指示文や文書をもとに自動でマインドマップを生成することができます。これにより、時間を節約しつつも高品質なマインドマップが簡単に作成可能です。

 ・指示文から自動生成:例えば、「私の自己紹介」や「会議の議題」といった指示を入力するだけで、AIが自動的に関連するトピックやサブトピックとその関係性を作成します。

指示文からマインドマップが自動生成

 ・文書の要約からマインドマップ生成:長文のレポートや論文をAIが要約し、主要なポイントをマインドマップとして視覚化する機能も備えています。これにより、大量の情報を効率的に整理できます。

文書の要約からマインドマップ生成

(3)新機能:混合レイアウトでマインドマップをさらに豊富な表現にする

 EdrawMindの最新バージョンに、「混合レイアウト」という新機能が追加されました。この機能により、従来のマインドマップとは異なる表現方法を用いて、より複雑な情報やアイデアを視覚化することが可能です。

混合レイアウト

 ・レイアウト変更:構成要素を追加し、右側のパネルでレイアウトタイプを調整するだけで、素早くレイアウトを変更できます。

 ・自由な配置:従来の放射状配置だけでなく、階層型やフリースタイルのレイアウトを組み合わせることで、情報の整理が一層柔軟になります。

 ・ビジュアルの強化:色やフォント、アイコンを自由にカスタマイズでき、視覚的に魅力的なマインドマップを作成することができます。特にプレゼンテーションや資料作成において、この機能は非常に役立ちます。

 ・テーマの多層化:複数のテーマやサブテーマを一つのマップにまとめ、それぞれを視覚的に明確に区分けできるので、複雑なデータの整理に最適です。

 これらの新機能を活用すれば、上記の2Dマインドマップの短所を補うことも可能となります。

まとめ

 3Dマインドマップは、複雑な情報を整理し、視覚的に全体像を把握するために非常に有効なツールです。ただ、使用目的によっては、2Dマインドマップを利用した方が良い場合があります。

 EdrawMindは3Dではなく2Dマインドマップツールですが、無料で試すことができ、豊富な機能やAIによる自動作成機能を備えており、初心者から上級者まで幅広く利用されています。EdrawMindを活用して、日々のタスクやプロジェクトの管理をより効率的に進めてみてはいかがでしょうか。

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