家具を買ったものの「部屋のイメージに合わなかった」「思ったより大きくて圧迫感がある」と後悔したことが一度はあるのではないでしょうか。模様替えアプリを使えば、部屋のレイアウトを考えたり実際の家具を仮想的に配置してみたりと空間作りをシミュレーションでき失敗しにくくなります。
本記事では、スマートフォンやタブレットで手軽に利用できる7つの模様替えアプリとアプリの選び方について紹介します。
1. 部屋の模様替えに役立つおススメアプリ7選
まずは模様替えに役立つ、家具の配置をシミュレーションできるアプリを7つ紹介します。
1.1.EdrawMax
(引用:App Store)
EdrawMaxは、豊富な家具パーツと間取りテンプレートを備えたマルチドローイングソフトです。直感的な操作と自動寸法表示で簡単にベースとなる間取りの図作成と家具配置シミュレーションができ、部屋の効率的なレイアウト設計が可能です。
特徴 |
l 多機能で本格的な間取り作成が可能 l 直感的な操作性 l 豊富なテンプレート・シンボルライブラリ |
強み |
l 初心者からビジネスユースまで幅広いニーズに対応 l クロスプラットフォーム対応&クラウド保存で作業環境を選ばない l カスタマイズ性が高い |
公式サイト |
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無料機能の範囲 |
l 基本的な図形描画と編集機能 l 一部のテンプレートとシンボル l 一部のファイル形式でのエクスポート |
EdrawMaxはパソコン版やブラウザ版もありますが、スマホアプリ版もあります。クラウドを経由して「スマホ版で作った続きをパソコンで作る」「パソコン版で作ったレイアウトを空き時間にスマホでじっくり検討する」といった使い方も可能です。
<EdrawMaxで家具を配置する4ステップ>
(1)間取りの作成
EdrawMaxのシンボルライブラリから「FloorPlan」を選び、豊富な部屋パーツや間取り図テンプレートからベースとなる間取りを作成します。
(2)家具をレイアウト
ライブラリから追加したい家具を選び、タップすれば挿入できます。挿入したパーツは編集中常にサイズが表示されるので置く予定の家具のサイズに合わせられ、回転や移動も簡単です。
(3)色やテクスチャの変更
挿入した家具の色も画面下のメニューから簡単に変更可能です。EdrawMaxでは色だけでなくテクスチャや画像でも塗りつぶし可能なため、実際置く予定の家具のイメージもつかめます。
(4)完成
同様に家具や設備を配置していけば完成です。
すぐに本格的な間取り図が作成でき、正確なサイズで家具配置がシミュレートできるEdrawMaxは、理想の空間作りに便利なツールです。
1.2.NITORI AR
(引用:ニトリ)
家具販売大手の「ニトリ」の公式通販サイト「ニトリネット」では、スマホで「AR対応商品」の横にある「試し置き」ボタンをクリックすると部屋を認識して自動で商品が配置されます。
特徴 |
l インストール不要 l ボタンをクリックするだけ l 商品を回転させて360°閲覧可能 |
強み |
l 手ごろな値段で購入できる「ニトリ」の商品の設置イメージがつかめる l 購入を検討している商品のサイズ感チェックに使える l 家具通販サイトなので商品が多い |
公式サイト |
https://www.nitori-net.jp/ec/ |
無料機能の範囲 |
全機能 |
1.3.Keyplan3D Lite
(引用:AppStore)
「Keyplan3D Lite」は、3Dで本格的な間取り作成が可能なアプリです。iPadを使用すれば指でタップ・なぞるだけで壁の描画や家具の配置ができ、2D/3Dの切り替えも簡単です。
特徴 |
l 2S/3Dプレビュー l iCloudでプロジェクトを同期可能 |
強み |
l iCloud経由でどこでもデザインできる l 使いやすく自由度が高い |
公式サイト |
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無料機能の範囲 |
Lite版は無料、有料の完全版やアイテムパックあり |
1.4. ルームスキャン Classic
(引用:AppStore)
「ルームスキャンClassic」はARスキャニング機能があり、カメラで壁や床をスキャンしたあと壁をタップするだけで間取り図ができあがります。作成した間取りで家具の配置図も作れます。
特徴 |
l ARでスキャンした壁や床から間取り図を作成 l 3種類のフロアプラン作成機能 l 画像ファイルとしてエクスポート可能 |
強み |
l 間取り図作成の労力がかからない l Apple Pencilで書き込み可能 l 建物の外や庭もスキャンできる |
公式サイト |
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無料機能の範囲 |
画像ファイルでのエクスポート、有料版(月600円)はPDFや3Dモデルでもエクスポート可能 |
1.5.AnywhereRe:Cube
(引用:AppStore)
「AnywhereRe:Cube」には間取り作成機能はありませんが、AR機能がありスマートフォンの画面上で家具をレイアウトしたイメージがわかります。キューブ(箱)のサイズ入力が可能なため、欲しい家具のサイズ感を知りたいときに役立ちます。
特徴 |
l AR機能 l キューブのサイズ指定が可能 l 画像貼り付け可能 l 2本指でキューブを回転可能 |
強み |
l 操作が簡単 l 欲しい家具を実際に部屋に置いたときのイメージがわかる l 家具の画像も貼れるので部屋の雰囲気に合うかどうかもチェックできる |
公式サイト |
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無料機能の範囲 |
全機能 |
1.6.DecorAI
(引用:AppStore)
「DecorAI」は、実際の家具配置というよりはその前段階の「理想の部屋のイメージを膨らませる」のに適したアプリです。撮影した写真をAIの機能を用いて好みのスタイルのデザインコンセプトを生成します。
特徴 |
l 写真からデザインコンセプトを作成 l 生成されたデザインはカスタマイズ可能 l 20種類以上のスタイルと部屋 |
強み |
l スケッチからもデザインを生成できる l 好みを分析して複数のデザインコンセプトを提案してくれる l カスタムインテリアアプリを構築できる |
公式サイト |
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無料機能の範囲 |
基本無料(有料版:週700円月額2,000円ほか) |
1.7.DIZI
(引用:AppStore)
「DIZI」は部屋の写真を撮って、カタログから選んだ家具を配置できるアプリです。
特徴 |
l 3Dのキッチン・ベッドルーム・リビングルームの床の総力を数分で作成 l 写真を撮影 l カタログから家具を選択 l お気に入りリストに家具を追加可能 |
強み |
l 完成したプランはシェアできる l 選んだ家具は購入できる |
公式サイト |
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無料機能の範囲 |
不明(アプリ内課金あり:月額300円) |
2.模様替えアプリを選ぶ時のポイント
本記事で紹介した以外にも模様替えアプリはたくさんあります。多くの種類のなかから使いたいアプリを選ぶためには、以下のポイントについてチェックしましょう。
デバイスとの互換性 |
l 使用するスマートフォンやタブレットのOSに対応しているか l 利用可能なOSのバージョンは適しているか |
使いやすさ |
l メニューはわかりやすいか l 少ないステップでレイアウトできるか l 操作が複雑ではないか |
費用 |
l 無料か有料か、無料で使える範囲はどこまでか l 料金体系は買い切り型かサブスク型か |
インテリアの多様性 |
l 配置できる家具や設備の種類がたくさんあるか l カラー変更は可能か l 自分で用意した画像を使用できるか |
表示機能 |
l 2Dだけでなく3D表示が可能か l 視点移動ができるか(回転や一人称視点など) |
図面取り込み機能 |
l 手書き図面をアプリに取り込めるか l カメラで撮影した図面を使用できるか |
まとめ
今回ご紹介した7つの模様替えアプリにはAR機能や3D機能、AI機能などそれぞれ特徴があり目的や好みに応じて選べます。自分に合ったアプリの活用で模様替えのアイデアを広げ、理想の空間作りにチャレンジしてみてみましょう。
「EdrawMax」は多彩なテンプレートとシンボルで手軽に本格的な間取り図作成ができ、使用環境も選びません。
EdrawMaxをダウンロードして、理想の部屋作りを始めましょう。