グラフは複雑なデータを分かりやすく視覚化し重要な情報を効果的に伝えるために用いられ、ビジネスレポート、学術論文、個人的なデータ分析などさまざまな場面で活用されています。
本記事では、無料でブラウザから簡単に使えるグラフ作成サイト8選を紹介します。
1. おすすめのグラフ作成サイト8選
早速、ブラウザで使用できるグラフ作成サイトについて一つひとつ見ていきましょう。
1.1 EdrawMax Online
項目 | 詳細 |
---|---|
公式サイトURL | https://www.edrawmax.com/online/jp/ |
特徴 | 多機能なドローイングツール |
長所 |
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短所 | データ分析機能の不足 |
活用場面・おススメの人 | 個人利用からビジネスユースまで幅広く対応 |
対応言語 | 英語、フランス語、ドイツ語、日本語、中国語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語 |
グラフの種類 | 約100種類のローカルテンプレート + コミュニティテンプレート |
エクスポート・インポート対応ファイル | 各種画像ファイル・PDF・Officeファイル・Visioほか |
価格 | 無料版あり、有料版は年額9800円~ |
無料版と有料版の機能差 | 無料版は基本機能、有料版はすべての機能・テンプレート利用可 |
詳細ガイド | EdrawMax 公式ガイド |
1.2 chartjs
(出典:chart.js)
項目 | 詳細 |
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公式サイトURL | https://www.chartjs.org/ |
特徴 | HTML ベースのグラフを作成するための無料の JavaScript ライブラリ |
長所 |
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短所 | コーディング知識が必須 |
活用場面・おススメの人 | Webアプリケーションにインタラクティブなグラフを組み込む開発者向け |
対応言語 | 設定による |
グラフの種類 | 9種類 |
エクスポート・インポート対応ファイル | コード追加で画像変換可能 |
価格 | 無料 |
ガイドブックURL | https://www.chartjs.org/docs/latest/ |
1.3 echart
(出典:echart)
項目 | 詳細 |
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公式サイトURL | https://echarts.apache.org/examples/en/ |
特徴 | オープンソースのJavaScriptデータ視覚化ライブラリ |
長所 |
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短所 | 高度なカスタマイズが可能な分、学習コストが高い |
活用場面・おススメの人 | 学術研究やビッグデータ分析を行う技術者 |
対応言語 | 設定による |
グラフの種類 | 15種類以上 |
エクスポート・インポート対応ファイル | 標準機能ではなし |
価格 | 無料 |
ガイドブックURL | https://echarts.apache.org/handbook/en/basics/ |
1.4 draw.io
(出典: draw.io)
項目 | 詳細 |
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公式サイトのURL | https://www.drawio.com/ |
特徴 | AI生成機能と共同編集を備えたダイアグラムツール |
長所 |
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短所 | 高度な機能の不足 |
活用場面・おススメの人 | チームでのシステム設計図やネットワーク図作成を無料で行いたい人 |
対応言語 | 約40言語 |
グラフの種類 | 6種類 |
エクスポート・インポート対応ファイル | 各種画像ファイル・PDF・XMLなど |
価格 | 無料 |
ガイドブックURL | https://www.drawio.com/doc/#get-started-with-diagramsnet |
1.5 chartgo
(出典:chartgo)
項目 | 詳細 |
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公式サイトURL | https://www.chartgo.com/ |
特徴 | 教育機関向けの簡易グラフ作成ツール |
長所 |
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短所 | デザインの自由度が低い |
活用場面・おススメの人 | 教材に使用したい教育関係者 |
対応言語 | 英語 |
グラフの種類 | 5種類 |
エクスポート・インポート対応ファイル | PNG・SVG |
価格 | 無料 |
ガイドブックURL | https://chartgo.com/files/guide.html |
1.6 Excalidraw
(出典:Excalidraw)
項目 | 詳細 |
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公式サイトURL | https://excalidraw.com |
特徴 | 温かみのある手書き風の作図ツール |
長所 |
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短所 | データ処理機能はない |
活用場面・おススメの人 | ブレインストーミングやコンセプト図の作成 |
対応言語 | 25言語以上 |
グラフの種類 | フリーハンド図形 |
エクスポート・インポート対応ファイル | PNG、SVG、Excalidraw |
価格 | 無料(有料版「Excalidraw+」は月額6ドル) |
無料版と有料版の機能差 | クラウド保存、PDF・PPTXエクスポート、画面共有など |
ガイドブックURL | https://docs.excalidraw.com/docs/@excalidraw/excalidraw/faq |
1.7 Piktochart
(出典:Piktochart)
項目 | 詳細 |
---|---|
公式サイトURL | https://piktochart.com/ |
特徴 | インフォグラフィック特化型デザインツール |
長所 |
|
短所 | チャートの機能に制限あり |
活用場面・おススメの人 | グラフを含めたマーケティング資料やSNS向けビジュアル作成が必要な広報担当者 |
対応言語 | 27言語 |
グラフの種類 | 18種類以上 |
エクスポート・インポート対応ファイル | PNG・PDF |
価格 | 無料版あり、有料版は月額14ドル~ |
無料版と有料版の機能差 | ダウンロード無制限、透明バックグラウンドなど |
ガイドブックURL | https://piktochart.com/blog/how-to-make-an-infographic/ |
1.8 Tableau Public
(出典:Tableau Public)
項目 | 詳細 |
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公式サイトURL | https://public.tableau.com/app/discover |
特徴 | 高度なデータ分析向け可視化プラットフォーム |
長所 |
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短所 | 作成したワークブックは自動で公開される(無料版) |
活用場面・おススメの人 | ビッグデータを扱いたい組織のメンバー |
対応言語 | 英語 |
グラフの種類 | 25種類以上 |
エクスポート・インポート対応ファイル | BMP、JPEG、PNG、SVG(データはCSVでエクスポート可能) |
価格 | 無料版あり、有料版は機能により異なる |
無料版と有料版の機能差 | 共有、ライブデータ更新、すべてのデータソースへの接続など |
ガイドブックURL | https://www.tableau.com/ja-jp/blog/beginners-guide-tableau-public |
最後に、紹介した8つのサイトについて比較表にまとめました。
ツール名 | 無料版の有無 | デスクトップ版の有無 | モバイル版の有無 | 法人対応 | テンプレートの有無 | 保存先 |
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EdrawMax Online | ○ | ○ | ○ | ○※2 | ○ | クラウド・ローカル |
Chart.js | 完全無料 | × | ○※1 | ○ | × | ローカル |
ECharts | 完全無料 | × | ○※1 | ○ | × | ローカル |
draw.io | 完全無料 | ○ | ○※1 | ○※2 | ○ | クラウド・ローカル |
ChartGo | 完全無料 | × | ○※1 | ○ | ○ | ローカル |
Excalidraw | ○ | × | ○※1 | ○ | × | クラウド・ローカル |
Piktochart | ○ | × | ○※1 | ○※2 | ○ | クラウド・ローカル |
Tableau Public | ○ | ○ | ○ | ○※2 | ○ | クラウド・ローカル |
※1:ブラウザ対応(アプリなし)
※2:法人プランあり
2.EdrawMax Onlineでグラフを作成する手順
ここでは、「EdrawMax Online」を例にグラフを作成する手順について解説します。
EdrawMax Onlineでグラフを作成する手順は、直感的で簡単です。ダッシュボードから「新規作成」を選び、棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフなど豊富なテンプレートの中からグラフの種類を選択します。
データの編集は、グラフをクリックすると現れるフローティングツールバーの「データの管理」から行え、スプレッドシートのような使い慣れたインターフェースで、数値を簡単に編集可能です。
グラフの種類やマーカーの色など、グラフのカスタマイズもフローティングツールバーから簡単に行えます。
3.グラフ作成に関するよくある質問
最後に、グラフ作成でよくある疑問点について簡単にまとめました。
3.1 グラフ作成時の注意点は?
グラフを作成する際には、以下の3点に注意しましょう。
- 時系列データには折れ線グラフ、比率の表現には円グラフ、カテゴリー比較には棒グラフなどの適切なグラフタイプの選択
- データの変化や違いが分かりやすい軸目盛りの範囲の設定
- データの違いが明確に識別できるような色・線種・マーカーなどの設定
3.2 おススメのAI搭載のグラフ作成ツールは?
シンプルで直感的に操作でき、生成した図の編集がしやすい「EdrawMax」や「Excalidraw」がおすすめです。
まとめ
本記事で紹介した8つのグラフ作成サイトの中でも、おすすめなのが直感的な操作性と豊富なテンプレート、多彩なグラフ種類を備え初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応可能なEdrawMax Onlineです。EdrawMaxは無料版でも十分な機能を備えています。インターネット接続不要のインストール版もご用意しております。ぜひ一度、無料ダウンロードでお試しください。