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パワーポイントで円グラフの作成方法2選

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編集者: Edraw

パワーポイントで、円グラフを利用する方法がわからない。そんな悩みをお持ちの方へ。

今回この記事では、パワーポイントで円グラフを作成する方法をお伝えします。3つの方法のそれぞれの長所、短所を表にまとめます。

項目 グラフ機能 SmartArt 他ソフトで編集してからパワーポイントに変換
長所
  • 円グラフをそのままほかの形式に変換できる
  • レイアウトの設定ができる
  • アニメーションを付けられる
  • 循環円グラフへの変換が可能
  • テキストが入力しやすい
  • ビジュアルに富んでいる
  • パワーポイントではできない設定が可能
  • オンラインのクラウドでファイルを保管できる
  • AI機能が利用できる
短所
  • データを全部手入力する必要がある
  • テンプレートの数が少ない
  • 他ファイルへの互換性が少ない
  • 数値が入力できない
  • データの数の上限がある
  • 他ファイルへの互換性が少ない
  • オフラインでは利用できない
  • 無料の会員では機能の制限がある
  • アニメーションが付けられない
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方法1.【グラフ】機能

パワーポイントのグラフ機能で、円グラフを描画します。

以下の手順で編集をしましょう。

Step1: 【挿入】→【グラフ】→【円】

円グラフ一覧

リボンから、「挿入」タブを選択します。

「グラフ」のアイコンを押下すると一覧が表示されるので、「円グラフ」メニューから「グラフ」を選びましょう。

「円」を選択すると円、3D円、補助円付きグラフ円、補助縦棒付き円、ドーナツの5つの円グラフが用意されているのでこの中から選択です。

Step2: データを入力する

データ入力画面

グラフの内容のデータを入力します。

グラフを右クリックすると、メニューが表示されるので、「データを編集」を選択して「データを編集」、「Excelでデータを編集」のいずれかを選択します。

Step3: タイトル、数値(割合)、凡例を追加する

凡例入力

エクセルの画面が表示されるので、タイトル、数値、凡例(ラベル)を入力します。

右の+のアイコンをクリックして「データラベル」にチェックをするとラベルがデータに入ります。

ラベルとは、数値の内容をグラフに表すものです。

ラベルをクリックすると、ラベルの書式を設定できます。

データラベル選択

データラベル書式設定

・ラベルオプション

  • 塗りつぶしと線

塗りつぶし、枠線

  • 効果

影、光影、ぼかし、3D書式

  • サイズ

サイズ、配置

  • ラベルオプション

ラベルの内容、位置、表示形式

・文字のオプション

  • 文字の塗りつぶしと輪郭

文字の塗りつぶし、文字の輪郭

  • 文字の効果

影、反射、光影、ぼかし、3-D書式、3-D回転

  • テキストボックス

テキストボックスの配置、サイズ調整

以上の項目を設定できます。

Step4: スタイルを変更する

スタイル設定

右のペンのマークのアイコンからスタイルを変更する手順です。

スタイルのアイコンを選択して次のメニューからスタイルを編集します。

  • スタイル

表のスタイル

表全体の色

Step5: 要素を切り離す

円グラフ別レイアウト

要素を切り離して表示することも可能です。

以下の手順で行います。

①グラフ全体、または要素を個別選択する

②右クリックで「データ要素の書式設定」を選択

③系列メニューから「要素の切り出し」で数値を設定する

Step6: 円グラフをドーナツ型にする

円グラフをドーナツ型の円グラフにする方法です。

①グラフの描画領域をクリックする

②グラフのデザインタブから「グラフの種類を変更」を選択する

グラフ種類を変更

③円→ドーナツを選択する

ドーナツグラフ選択

④ドーナツ型の円に変更される

ドーナツ円表示

方法2.【SmartArt】機能

パワーポイントのもう一つの機能SmartArt機能で円グラフを描画できます。

手順は以下の通りです。

Step1: 【挿入】→【SmartArt】→【循環】→【円グラフ】

SmartArtの円グラフ

新規ファイルを開きます。

「挿入」タブから「SmartArt」を選択すると選択画面が表示されます。

循環から円グラフを選択して描画領域内に円グラフを挿入したら、次は編集です。

Step2: 内容を追加する

内容入力

円グラフ上で右クリックして「図形を追加」を選択します。

最大7つまで図形を追加できます。

Step3: テキストを追加する

テキスト入力

次はテキスト入力です。

表内のテキスト部分を直接クリックするか、左の<のマークをクリックしてテキスト入力画面を開きます。

テキスト入力画面で、テキストを追加、削除すると図形に反映されます。

7つを超えてテキストを入力するとエラーとなりますけど、他形式に直すと表示されます。

Step4: スタイルを変更する

スタイル設定

円グラフのスタイルを変更します。

円グラフを選択するとSmartArtのデザインメニューが上部に表示されます。

SmartArtのスタイルから選べるスタイルは以下の通りです。

  • グラフに最適なスタイル

シンプル、白枠、パステル、グラデーション、光沢の中からスタイルを選択することができます。

  • 3-D

凹凸、立体グラデーション、マンガなど3Dスタイルを設定することもできます。

また、色メニューからは表グラフの色調が変更できます。

方法3. 専用ツールで作成してからパワーポイントとして出力

円グラフをパワーポイントで利用するのに、専用ソフトをご紹介します。

wondershare社の開発したEdrawMaxは、初心者でも使いやすく便利な機能を多数搭載しているのでおすすめです。

EdrawMax製品ページ1

PC、スマホに対応したアプリケーションを提供しているほかブラウザで利用できるEdrawMax onlineをリリースしました。

こちらのソフトを利用して円グラフを編集して、パワーポイントとして出力する方法をお伝えします。

Step1: 【新規作成】→左パネルの【グラフ】→【円グラフ】

https://www.edrawmax.com/online/jp/new

EdrawMax onlineの上記サイトから円グラフを作成します。

アカウントがない場合は、メールアドレスなどの情報を入力してアカウントを作成しましょう。

ログインして、「新規作成」ボタンを押下します。

新規作成ページ

編集画面の左パネルの「グラフ」アイコンを選択して「円グラフ」を選びます。

円グラフ選択

Step2: 内容を追加する

内容入力画面

グラフの凡例、データを入力します。

グラフそのものをクリックするか、ツールバーの「データを編集」を選択すると、セル形式の入力画面が表示されるのでこの画面に入力です。

Step3: 上級の設定

レイアウトやフォントの設定をします。ツールバーのメニューの機能を利用しましょう。

    • AIアシスト

AIアシスト

AI機能を利用して、グラフ作成が効率よく行えます。

    • フォント

フォント設定

データタグのフォントの設定

太字、斜体、下線、文字のサイズ

    • テーマ

テーマ設定

グラフ全体のテーマを設定します

    • 系列

系列設定

テーマ色、スタイル、回転角度

    • データタグ

データタグ設定

データタグの位置、スタイル

以上の項目を設定できます。

Step4: パワーポイントとして出力

作成したファイルをパワーポイント形式で出力します。

①右上の「エクスポート」ボタンを押下する

エクスポート

②「Powerpoint(ppt)」を選択する

③ファイル名を入力して「エクスポート」を押下する

ファイル名設定画面

④ダウンロードフォルダにパワーポイント形式のファイルが作成される

作成したファイル

EdrawMaxは他ソフトへの互換性に優れているのでパワーポイントに変換しても表示が崩れません。

パワーポイントで円グラフを作成する時、よくある質問

パワーポイントで円グラフを作成するときに、よくある質問と回答をあげます。

1.パワーポイントで円グラフを動かすアニメーションをどうやって作るのか?

パワーポイントで、円グラフを動かすアニメーションを作成するには以下のようにします。

①グラフの描画領域をクリックする

②リボンの「アニメーション」タブを選択する

③アニメーションを追加する

強調、開始時、終了時の効果を選択します。

2.円グラフのサイズを変更したい、どうすればいいのか?

円グラフのサイズを変更する方法です。図全体を選択すると周りに四角形の枠が表示されます。

これをプロットエリアというものです。四角形の角または中央にある白い点をドラッグするとサイズを変更できます。もしくは、右クリックして「サイズを変更」を選択してサイズを数値で直接指定することが可能です。

3.円グラフの位置を変更したい、どうすればいいのか?

円グラフの位置を変更するには、先ほどと同じくプロットエリアを選択します。プロットエリアの枠にマウスと持っていくとポインターが+に変化します。

この状態で、プロットエリア全体を動かせる状態が可能です。移動したい位置に持っていったら完了です。

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