Part 1: インボイス(INVOICE)とは?
「インボイス(INVOICE)」とは「明細付きの請求書」を意味し、一般的には販売した商品やサービスの品名、数量、金額などを記載したもので、納品書、送り状などの役割も兼ねています。インボイスは特に海外へ物品を輸出、送る際には税関への申告、検査などで必要となる重要な書類です。例えば、最も一般的なems(国際郵便)などでも、荷物を海外に送る際にはインボイスの添付が必要です。
ビジネスをしていると、毎月なにかとこのような書類を作る機会が多く、書き方が分からなかったり面倒だったりで、意外と時間を取られてしまいがちですよね。ここでは、簡単な操作でインボイス、請求書作成が可能なソフト「EdrawMax」をご紹介したいと思います。
Part 2: インボイス作成ツールEdrawMax
EdrawMax は請求書などのビジネス文書をはじめ、フローチャート、プレゼンテーション、間取り、マインドマップ、電気回路図、地図、データベース図など、200種類以上のダイアグラムを作ることができるオールインワン作図ソフトです。
内蔵する無料テンプレートが豊富で、利用者は自分の目的に合ったテンプレートを使用することで短時間での作成が可能であり、カスタマイズも非常に簡単です。また、Office系ソフト(Word、PowerPoint、Excel)や、画像ファイル(bmp、jpg、png、tiff、svg、eps、ps)、pdfなど、誰でも閲覧可能な形式への書き出しが可能で、メールやSNSでのファイル共有もとても簡単です。
Part 3: 編集可能なインボイステンプレート
ここで、EdrawMaxに内蔵されているインボイスフォームのテンプレートをいくつか紹介します。テンプレートはすべて英語で作成されています。
まずは、一般的なインボイスのテンプレートです。会社名、住所、インボイス番号、作成年月日を記入する場所があり、その下に販売先、受取人の住所氏名を記載するボックスがあります。その下に、このテンプレートでは販売者名、発注番号、発送日、発送方法などを記載する欄が用意されています。さらにその下には、各商品の詳細、数量、単価、小計額を記載するボックスがあり、最後に右下のボックスで手数料や税金を加えた合計額を記載できるようになっています。
次に、こちらは注文書(発注書)のテンプレートです。右上に作成日と発注番号を記入する箇所があり、販売者と送り先(購入者)の住所、氏名、電話番号などを記載する欄が続きます。その下に発送方法、発送日、条件や荷物のリファレンスナンバーを記載する欄が用意されています。そしてその下に、各物品の詳細、数量、単価、各物品の合算価格を記載するボックスがあり、右下のボックスで手数料や税金を加えた合計額を記載できるようになっています。
そして一番下に、注文者(発注者)のサインと日付を入れる箇所が用意されています。
では実際に、テンンプレートを使用してインボイスを作ってみましょう。方法は非常に簡単です。
1.EdrawMaxを起動して、[新規作成]を選択、基本図のテンプレートカテゴリの一覧が表示されます。
2.その中から[フォーム]を選択します。フォームのテンプレート一覧の中に、[インヴォイス]のカテゴリがあるのでそちらを選択します。
3.このカテゴリ内には製品請求書、販売請求書、サービス請求書などの専門的な請求書や、注文書、デザイン性の高いエレガンステーマの請求書テンプレートなど、多くの種類が用意されていますが、
今回は上記でもご紹介した「一般的な請求書」のテンプレートを使用しました。
フォーマットを開けば、あとは情報を記入していくだけで簡単にインボイスを作成することができます。操作画面の左側には様々なテンプレートを備えたライブラリがあり、図形や、一般的な書類に多く使用される定型フォーム(例えば署名欄など)を、ドラッグ&ドロップするだけで使用できます。画面の右側には画像やテーブルデータなどをカスタマイズするためのサイドバーがあり、塗りつぶしや線の色の変更、テーマに沿った色の統一などのデザインのカスタマイズや、セルの結合や行と列の数の変更などと言った表の調整も簡単に行えます。さらにサイドバーの[表]から[テーブルデータ]のタブを選択すると、別のファイルの表データをインポートすることも可能です。
作成したデータはツールバー最上部の[エクスポート]をクリックするか、[ファイル]から[エクスポートと送信]を選択すると、画像(bmp、jpg、png、tiffなど)、PDF、PS、EPS、Office(Word、Excel、PowerPointなど、様々な形式でのエクスポートも非常に簡単に行うことができます。
Part 4: おわりに
いかがでしょうか。インボイスや請求書は決まった様式がないため、一から作成するのは難しく感じたり、慣れないうちは非常に時間がかかりますが、EdrawMaxを使用することでその手間を一気に省くことが可能です。また、既に社内にインボイスのフォーマットがある場合、EdrawMaxを使用して見栄えの良いデザインにリニューアルすることなども非常に良い利用方法だと思います。ぜひ一度、EdrawMaxを利用してみてください。