日頃のビジネスシーンにおいて、業務やアイディアをまとめるのに困っていませんか。
例えば、プロジェクトを円滑に進めるためのロードマップを作るのは大変ではないでしょうか。ロードマップを作る上で、その用途に合ったテンプレートが見つからなかったり、ゼロからロードマップを作るのに時間がかかったりと、ロードマップで苦労されてはいないでしょうか。
今回は「EdrawMax」を使用して、誰でも簡単にロードマップを作成する方法についてご紹介いたします。
- 目次 -
Part 1: ロードマップとは
システム・プロダクト開発におけるプロジェクトを成功させるためには、具体的に計画を立て、工程ごとに数値目標や成果物を事前に設定し、進捗を適切に管理する必要があります。
これらの目標を時系列ごとに分類し、視覚的に分かりやすくまとめた全体図をロードマップといいます。プロジェクトを開始してから完了するまでの道筋を具体的に示したマップです。
ロードマップの目的は、プロジェクトを無事に終えることです。そのためには、設定した目標を順番に達成する必要があるのです。具体的には、その目標を達成するための工程ごとにスケジュールを立て、成果物やマイルストーンを設定していきます。
ロードマップには、ビジネスロードマップ、製品開発ロードマップ、政策ロードマップ、学習ロードマップ、ITロードマップ、制作ロードマップなどがあり、様々な分野において活用されています。
特に、会社の売上や利益向上などを目標とした、ビジネスロードマップ、製品・サービスのリリースに向けて活用する製品開発ロードマップなどをよく活用されているのではないでしょうか。
それでは、ロードマップはどのような手順で作成すればよいのでしょう。具体的には以下の5つの観点で整理していけば、ロードマップを作成することができます。
- 目標の明確化:最終的な目標はもちろんのこと、そのための必要な中間目標を設け、着実に達成できるようにします。目標はなるべく具体的な数値目標にして、メンバー内で認識のずれがないように心がけます。
- 目標の期限:目標が決まったら、達成までの期限を明確にしましょう。目標は期限とセットにして設定することで、より達成しやすくなります。期限を設定することで、プロジェクトが遅延しているかどうかも分かりやすくなります。
- 現状の分析:現在のステータスを洗い出すことも重要です。現状と目標の間にどれだけギャップがあるのかを把握しておきましょう。
- 課題の洗い出し:現状分析ができたら、目標を達成するための課題も見えてきます。可能性のある問題・課題をすべて洗い出し、課題に対してどのようにアプローチするのかを検討しましょう。
- 工程ごとのスケジュール作成:目標の期限と関連しますが、全体のスケジュールを決めたら、プロジェクトが遅延しないために、各工程の期限に落とし込み、スケジュールを管理していきます。
Part 2: ロードマップのメリット
続いて、ロードマップのメリットについて整理しましょう。
2.1 目標を明確にし共有しやすい
ロードマップを作成することで、目標や成果物が可視化されるため、メンバーはその全体像を把握できます。そして、効率よく目標を達成するために、何が必要で、何をすべきかを理解した上で行動できます。
目標を細分化すれば、手戻りが少なくなり、着実に最終目標に向かい、最短でプロジェクトを進めることができるでしょう。
2.2 現状把握がしやすい
ロードマップを作成したものの、プロジェクトを進めていくと、想定以上のトラブルが発生し、うまく進まないことは多々あります。その際に、ロードマップがあれば、現状の課題がどこにあるのか、何が原因で目標が達成されていないのか、どのように修正すればよいのかなど、課題を解決するための手助けとなります。
2.3 認識齟齬がなくなり目標を達成しやすい
ロードマップを立てずにプロジェクトを進めても、メンバーの認識やずれは発生しやすいです。目標や成果物をプロジェクト内で共有することで、メンバーのタスクが明確になり、認識のずれがなくなり、円滑にプロジェクトを進めることができます。結果として、最終的な目標を達成しやすくなります。
Part 3: ロードマップの作成方法
それではEdrawMaxを使用したロードマップの具体的な作成方法について説明いたします。
ステップ① EdrawMaxをダウンロード
公式サイトよりソフトウェアをダウンロードできます。購入する前にロードマップを作成してみましょう。
EdrawMaxはWindows/Mac OS/Linuxに対応しております。インストールせずブラウザで利用するWeb版もあります。
「無料ダウンロード」をクリックすると、ご利用環境に合ったインストーラーが自動的にダウンロードされます。ダウンロードが完了したらインストールしてみましょう。
ステップ② テンプレートを選ぶ
それでは、「EdrawMax」を起動し、実際にロードマップを作成してみましょう。今回はサービスAをリリースし、売上を伸ばすための目標を設定してみます。
1. 「新規作成」→「ビジネス」→「プロジェクト管理」を選択します。プロジェクト管理に関連した図形のテンプレートが表示されます。今回は「ロードマップ」のテンプレートを選択します。右下の「もっと見る」をクリックすると、さらに豊富なテンプレートが検索できます。
2. 検索ボックスに「ロードマップ」と入力し、検索します。
今回は「プロジェクトロードマップ」を選択し、ロードマップを作成していきます。テンプレートが決まったら、「このテンプレートを使用する」をクリックすると、図形ページにテンプレートがセットされます。
1. 「新規作成」→「ビジネス」→「プロジェクト管理」を選択します。プロジェクト管理に関連した図形のテンプレートが表示されます。今回は「ロードマップ」のテンプレートを選択します。右下の「もっと見る」をクリックすると、さらに豊富なテンプレートが検索できます。
ステップ③ データを自由に編集する
1. あらかじめロードマップの原形はできているので、テキストや数値を変更したり、新しい図形を追加したりして調整しながら、ローロマップを完成させましょう。挿入バーから豊富なオブジェクト(表、画像、図形)を選択し、マップを装飾できます。
2. ロードマップが完成したら、左上の「エキスポート」から、作成した図形の画像データを書き出します。「画像にエクスポート」→「画像」を選択し、画像サイズやフォーマットを指定して、書き出します。
Part 4: ロードマップを作るときの注意点
4.1 目標の期限を設定する
ただ、目標を立てるだけでは、いつまでもその目標は達成されません。目標と期限はセットで設定すべきです。全体スケジュールにも影響するので、なるべく細かい期限を設けてプロジェクトが遅延していないかをチェックするようにしましょう。
4.2 目標は具体的な数値を設定する
目標はなるべく具体化しましょう。そのため、定性的ではなく定量的な数値目標を掲げるべきです。プロジェクトメンバーの誰が見ても目標が理解できるような、数値目標が重要になります。
Part 5: まとめ
今回はEdrawMaxを利用して、簡単にロードマップを作成する方法についてご紹介しました。作成方法にそって、ぜひロードマップを作成してみてください。EdrawMaxを利用すれば、視覚的に分かりやすい簡単な操作で、ロードマップが短期間で作成できるはずです。
EdrawMaxには豊富な図形テンプレートが揃っており、ロードマップ以外にも、フローチャート、マインドマップ、間取りといった業務・アイディアのアウトプットとして役立ちます。
業界に特化した豊富なテンプレートにより、スピーディに資料を作成できます。描画のカスタマイズ、描画オブジェクトの登録も可能ですので、スピード感のある製図作業や作図描画も可能です。
これまでに様々な業界にて、EdrawMaxは導入されており、みなさまの業務効率化ツールとしてお勧めいたします。