暗記や分析をすることに高い効果を発揮するマインドマップは、受験勉強に励む学生や指導する方たちに重宝されています。最近ではマインドマップ専用ソフトやアプリも多いです。
今回は弊社アプリを受験対策に活用している講師の方から話を伺い、EdrawMindを実際にどのように活用されているか一例を紹介します。
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Part 1: 夏休みは苦手な問題を克服する時間
夏休みにかける!と強い意気込みで勉強に取り組む声は多いです。新たに塾や予備校に通う、新しい問題集に手をつけるなど選択肢がありますが、まずはこれまでに解いた問題を完璧にすることをおすすめします。
漠然と「勉強頑張る!」より、「夏休み中に100題の問題を完璧にする!」と具体化することにより勉強そのものへの取り掛かりも容易です。
これまでにテストや模擬試験、持参の問題集で間違えた問題をテーマにすることで別途、教材を購入する必要もありません。
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Part 2: マインドマップをつかってまとめる
上図:EdrawMindで作成した覚えたい問題のイメージ
間違えた問題を克服するというのは、慎重なルールを作ることが大事です。ただ解いて終わり、間違えたところを赤で修正して終わりという勉強にすると、同じ問題で同じミスを重ねる可能性もあります。
2.1 勉強で大事なことは再現できること
せっかく勉強したところを得点源にするには、何度やっても同じ方法が再現できるクオリティと習熟度が欠かせません。マインドマップで必要な知識と、解くための手順、自身が気をつけるべきことを明確にすることが大事です。
マインドマップを作り、何度でも情報を確認することで、解法を再現できるために不足していることが自覚できます。
大規模のマインドマップは不要ですが、一問ごとに情報や手順についてまとめたマインドマップを揃えていくことで苦手克服は可能です。
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Part 3:スマホを持つ高校生にはEdrawMindアプリが便利!
マインドマップの作図ソフトであるEdrawMindは、スマホ版アプリがあります。最近の高校生であればスマホを持っているので、スマホ版のEdrawMindを受験勉強に活用することが有効です。
日々勉強した中で、苦手なところや不安を感じる問題を中心にまとめていく時に役立ちます。EdrawMindを活用している塾の中では、塾生が作成したマインドマップのスクショを提出してもらう取り組みをしているところがあります。
塾では生徒の取り組みが詳細に分かるだけではなく、生徒の方も不足してものがある場合に具体的な情報がもらえるメリットも多いです。
塾ではPC版EdrawMindを生徒への情報発信に利用し、生徒はスマホ版EdrawMindを活用して自己学習や課題提出に利用しています。
Part4: 高校生たちのマインドマップ例
実際にお話を伺った塾では、夏休み中に苦手問題を100問克服する課題が受験生に指示されています。日々、努力している高校生たちのマインドマップ例とあわせて、勉強方法のポイントを少し紹介します。
まずスキマ時間に取り組みやすく、一問ごとにマインドマップにするスタイルが特徴です。
• 地理(社会)
上図:EdrawMindで作成した地理の問題
地理は多くの高校で、受験目的で注目されている科目です。他の科目と比べて覚えないといけない量が少ないことが、理由としてあげられます。しかし、覚えることを土台として、資料やグラフを読み解くことが欠かせないという条件がポイントです。
問題ごとにまとめると知識も、解き方に関する情報も多くなります。
• 古典(国語)
上図:EdrawMindで作成した国語の問題
文系や理系に関係なく、国語は外せない教科と言えるでしょう。その中でも、古典は特殊な科目になります。大手予備校や進学校では、古典を最優先に解くという指示も珍しくありません。
解き方のコツというものがなく、語彙力と文法に関する知識があれば解答しやすいためです。高校生の後半で古典が苦手という場合は、基礎知識のおさらいがメインになります。英語の長文を読み解くように、語彙と照らし合わせて伊勢物語や源氏物語といった有名な作品に目を通す勉強もおすすめです。
• 数学
上図:EdrawMindで作成した数学の問題
数学は単独の知識問題ではなく、これまで学んできた算数や数学、図形の知識や性質が連動して出題されることがほとんどです。確実にマスターするには、知識よりも解き方に着目する必要があります。 勉強しているときは理解していると感じがちですが、時間が経つと思い出せないということは多いはずです。分かっているときにこそ、忘れる場合を想定した準備が欠かせません。
• 理科
上図:EdrawMindで作成した理科の問題
用語や物質などの性質に合わせて、数値の計算や作式も求められる理科はかなりの学習時間や回数を必要とします。苦手とする学生も多いですが、原因として知識として覚える量と、使いこなすための手順を習熟が不十分で貼る場合が多いです。
他の勉強と比べても多い量のマインドマップへの書き込みと、見直しをおすすめします。
まとめ
今回はマインドマップを活用している塾さんから伺ったこと、勉強についてまとめているマインドマップ画像を用いてEdrawMindの使い方や勉強方法の一例を紹介しました。
最近、提供を開始したスマホアプリ版のEdrawMindでも、PC版に負けないほど使い勝手がよく簡単操作でマインドマップ作りが可能です。成績アップをするには基礎知識と使い方、個人それぞれの注意点を合わせた情報まとめが不可欠になります。マインドマップと、専用作図アプリであるEdrawMindがあれば水準の高い受験勉強ができます。ぜひお試しください。