グラフィックデザイン 知識

プロが教えるチラシデザインのコツ

超丁寧なチラシデザインのテクニック
edraw編集者
編集者: Edraw

チラシはイベントや会合の趣旨を伝え、周知する有効なツールです。
実際に手に取って内容を詳しく読んでもらう紙媒体のチラシのほかに、昨今ではインターネット上で閲覧してもらう電子チラシもありますが、いずれもいかに情報を上手く伝えるかがチラシの作り方のポイントです。
本記事では、見る人に読んでもらえるチラシのデザイン方法やコツをご紹介します。目を引くチラシを作り、たくさんのお客さんを集められるように頑張りましょう。
*なお、本記事のチラシ作りにはEdrawMaxを使用しました。

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Part 1: チラシを作成するためのコツ

1.1 まずは手に取ってもらう

チラシのコツ

チラシはまず見る人の目に止まることが必要です。どんなに良い内容のイベントでも、まずは知ってもらわなければ意味がありません。
また、その魅力をたくさんの文章で書いてあっても、チラシ自体を手に取ってもらう(またはインターネットでダウンロードしてもらう)ためにはハードルもあります。
したがって、チラシには見た目の魅力も必要です。色使いや全体のデザインで目を引く方法もありますが、お勧めは良い素材を使うことです。本や資料でも、人は文章より写真やイラストに目が行くことが多いですよね。チラシの場合もほとんどの場合、載っている写真を見てイメージを膨らませ、その後で情報となる文章を読みます。
そのイベントの核となる写真やイラストにはこだわってゆきましょう。以前のイベントで良い写真が撮れていたり、ご自身や知り合いの方が良いイラストをデザインできたりすれば、それが一番良いです。 しかしもし、お手持ちのデータの中に良い写真がない場合は、勝手にインターネット上の素材を流用することは著作権の問題もあり、できません。そんな場合は著作権フリーとなっているものから素材選びをしましょう。
Filmstock」というサイトには、このような著作権フリーの写真素材のほか、本記事とは関係ありませんが、動画素材も取り揃えてあります。
ぜひご活用ください。

1.2 まずは手に取ってもらう

手に取ってチラシを見てもらえれば、次は内容を読んでもらえます。ここではイベントの内容を存分にアピールしましょう。
ただし、ご自分のイベントをアピールしたい一心で、長く文章を書いて思いを綴ることは避けましょう。どんなに文章が上手な人でもです。チラシを読む人が皆小説やエッセイが好きなわけではありません。
しかし、少なくともチラシのイベントには興味を持っています。そのイベントの魅力は箇条書き程度で大丈夫です。むしろ、「日時」や「場所」など絶対の情報を目立たせましょう。
チラシに出てくる言葉はわかりやすくなっていることが重要です。できるだけ多くの人に理解してもらえるような言葉で、シンプルに伝えてあげましょう。イベントの「注意事項」など、どうしても堅い文章を入れざるを得ないときは仕方ないですが、日時等の絶対情報が目立つようなコントラストを付けることが必要になります。

1.3 足を運びやすいように

ここまでくればチラシはほとんど完成です。あとは忘れないように「問い合わせ先」や「申込み用のサイト」を記載しましょう。
わざわざ「コツ」と言ってまで言うことではないと思うかもしれませんが、案外これをおろそかにして、イベント自体の集客がうまくいかなかったということもあります。
チラシ作成以前に、どこの誰に問い合わせればよいか?チケットや申込みはどこでできるのかをしっかりさせておく必要があります。
チラシに載っていないことまで問い合わせてくれる人は、そのイベントにとても興味を持ってくれているわけですから、是非参加してもらうようにしたいですよね。

→関連記事:無料チラシテンプレートダウンロード
→関連記事:初心者でも可能!超簡単なチラシの作り方

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Part 2: イベント別のチラシの注意点

ではこのようなコツを踏まえて、チラシを作ってみましょう。
例えば、撮影会のイベントを宣伝するためのチラシはどう作りますか?
本記事では、「Filmstock」から入手したこの写真を素材として使ってみましょう。
(ただしモデルさんやタレントさんの撮影会の場合は被写体となる人をメインの写真にする方が良いので、今回の場合は物や風景の撮影会です)

撮影大会のチラシの素材

2.1 チラシの悪い例

チラシの悪い例

こちらのチラシは悪い例です。原色に近い背景が目立ってしまい、素材の写真を十分に生かされていません。また、説明や情報も文章になってしまい、興味を削いでしまいます。どの情報が重要なのかもわかりにくいです。問い合わせ先の記載方法も不親切ですね。

2.2 チラシの良い例

チラシの良い例

悪い例に改善を加えるとこのようになります。背景を薄くし、写真の存在感を増すようにしました。タイトルと重要情報は大きくし、見やすいようになっています。また、問い合わせ先も詳細を追加しました。その他の記述は、素材や主の情報を邪魔しないようにしています。



Part 3: まとめ

チラシの良し悪しはイベントそのもののイメージも変えることがあります。大切なのは素材の存在感、言葉のわかりやすさ、問い合わせ等アフターフォローができることです。インパクトを与えつつ、読む人に優しいチラシを作りましょう。良いチラシができ、イベントが大成功することをお祈りしています。

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