「せっかくだからお金をかけて、注文住宅で自分の理想の家を建てたい!」と思っても、家族それぞれの希望が多すぎてまとまらず、何から決めたらいいかわからない……。
注文住宅の間取り作りには考えることがたくさんあります。考えるだけ考えてあとから「これはできなかった」「あれも入れたらよかった」とならないように、先に本記事を読んで間取りを決めるときのポイントと決め方について知っておきましょう。
1. 注文住宅で間取りを決めるポイント12選
まずは、注文住宅の間取り作りでおさえておきたい12個のポイントについて見てみましょう。
1 ライフスタイル |
ライフスタイルやライフステージによって在宅時間や部屋の使い方も変わってきます。 また、最近は自宅で仕事をする人も増えています。在宅時間の長い家族がいれば、必要に応じてワークスペースや趣味をしたりリラックスしたりできるようなスペースがあってもよいしょう。 |
2 生活動線 | 「朝や夜に家事をする家族と通勤・通学する家族の動線が重なっていて邪魔になる」「水回りの配置が悪くて家事を並行しにくい」などは起こりがちな間取りの失敗パターンです。水回りの動線や家族の移動が一カ所に集中しないような動線になっているか確認しましょう。 |
3 風通し |
室内に湿気が溜まりやすいと結露やカビが発生しやすくなります。 風通しを良くするためには1部屋につき2ヵ所以上の窓を設置しましょう。特に寝具に湿気が溜まりやすい寝室は小さい窓を増やすなどの工夫も効果的です。 |
4 日当たり |
建設予定地に行ったときに周囲に日当たりを妨げるような建物がないかチェックしておきましょう。 逆に、「日当たり重視で大きな窓を複数設置したら夏が暑すぎるし冷房/暖房効率が悪い」となる場合もあるので日光が当たりすぎないかにも考慮が必要です。 |
5 収納スペース |
「洋服が好きでたくさんある」「本が好きでいつも本棚に収まりきらない」など、住む人によって必要な収納スペースは違います。 クローゼットや屋根裏収納、パントリー、階段下収納、シューズクローゼットなどさまざまな収納スペースの選択肢があります。 |
6 リビング・キッチンの配置 |
リビングやキッチンは家族全員が使う主要スペースです。 各部屋への移動にリビングを通過する間取りにするか玄関から直接各部屋に行ける間取りにするか、キッチンを対面式にするかしないかも考えるべきポイントです。 |
7 将来の変化への対応 | 子供の成長や独立など家族構成の変化に備え、必要に応じて間仕切りでプライバシーの確保ができるような柔軟性のある間取りも良いでしょう。また、老後も住み続ける場合はバリアフリー対応、子どもの独立後は住み替えるようならリセールしやすいような間取りも考慮する必要があります。 |
8 騒音対策 |
特に静かで音が気になりやすい寝室は外部からの騒音や、水回りの音が聞こえにくい配置にする必要があります。 逆にこちら側の音が隣の家に筒抜けでトラブルが起きないように、リビングを道路側に配置する、防音対策をほどこすなども検討しましょう。 |
9 コンセントの配置 | 現代は電化製品が非常に多く、特にリビングやキッチンなどコンセントの利用が集中してしまう箇所が出てきます。今の家でコンセントが足りない箇所を参考に、十分なコンセントを設置しましょう。自宅で仕事をする人は、デスク周りのコンセントの設置も欠かせません。 |
10 水回り |
トイレ・浴室・キッチンなど水回りの配置は家事のしやすさに大きく影響します。 キッチンから洗面所(洗濯機置き場)にすぐ行けるようにする |
11 窓の大きさと位置 |
隣の建物との距離や窓の位置を検討し、プライバシーの確保と採光のバランスを考えます。 特に密集した住宅地では、「隣の家と窓の位置がかぶってしまい開けられない」ということが起こらないように窓の位置や大きさに工夫が必要です。 |
12 予算 |
最後に欠かせないのが「予算」です。 |
間取りに対する希望はキリがなく、予算を考慮しないと気が付いたらローン返済が難しいような高額な費用になってしまいます。
予算内で理想的な間取りを実現できるよう、希望の優先順位を考慮してプランニングしましょう。
2.注文住宅のシミュレーションに!好きな間取り図面を作成するならEdrawMax
「まずは自分で間取りのイメージを作りたい」「住宅会社の間取りを参考にアレンジしてみたい」と思っても、そのために間取り図ソフトの操作を覚えて作るのは大変ではないでしょうか。
「操作が簡単な間取り図作成ツール」としておすすめしたいのが「EdrawMax」です。EdrawMaxは累計3,500万回以上ダウンロードされているEdrawシリーズの作図ソフトで、世界中で利用されています。
EdrawMaxの特徴は「操作のわかりやすさ」と「豊富な作図バリエーション」。ofiiceソフトと同様の操作感でポスターやレポートから間取り図まで幅広い作図が可能です。
(操作画面サンプル)
部屋・設備・寸法など、間取り図作りに必要な機能が一通りそろっており、短時間で間取り図が作成できます。
(操作の一例)
豊富な素材をドラッグ&ドロップで簡単に追加でき、直感的にわかるUIで操作に迷うことがありません。
また、CADファイルやSVGファイルの間取り図ならインポートも可能なため、参考にしたい間取り図をベースにした編集も可能です。
(取り込んだ間取り図はジブンハウスより引用)
さらにEdrawMaxにはエクステリア素材も豊富にあるため、間取りだけでなく庭のデザインもできます。
間取り以外にも幅広く使えるEdrawMaxは間取り作成後も仕事や勉強、プライベートに活躍します。無料ダウンロードでぜひ一度お試しください。
3.注文住宅でおすすめの間取りと参考サイト
納得する間取りを作るために、多くの間取りや建築実例を見てみましょう。「これは取り入れたい!」と思うようなアイデアがあるかもしれません。ここではおすすめの注文住宅の間取りと間取り決定に役立つサイトをまとめました。
3.1 30坪の新築注文住宅の間取り成功例
30坪は約100㎡で、広めの3LDK~一般的な4LDKくらいの広さです。
下の間取りは34坪と少し大きいですが、4LDKで玄関に物が散らからないシューズクロークや小屋裏収納と収納もしっかり確保し、クローゼットと室内物干しスペースを一体化して家事の効率化を図っています。
さらに2階ホールをファミリーライブラリーとして並んで作業できる机と本棚を設置して、子供は読書、大人は仕事スペースにも使え、家族の交流場所としても機能する間取りです。
(引用:クレバリーホーム)
もう一つ、家族それぞれが満足する間取りの成功例を紹介します。こちらの間取りは28坪ですが、2階リビングを活かした窓の多い開放感ある間取りで、昼も夜も空の風景を家族で楽しめます。
(引用:ダイワハウス)
さらに、カラフルな遊具が映える白で統一した子供部屋や、趣味の筋トレのために床を補強したトレーニングルーム、家事の合間に息抜きや勉強ができるキッチン横の収納型PCカウンターなど、注文住宅ならではのオリジナルスペースが特徴的です。
(引用:ダイワハウス)
3.2 1000万円の予算なら、どんな間取りがいい?
いわゆる「ローコスト住宅」と呼ばれる1,000万円の予算でも家は建てられます。
1,000万円台で建てられる家で有名なのが「タマホーム」です。「シフクノいえ プレミア」は外構工事や塀などにかかる「付帯工事費」と諸費用を含めたコミコミ価格で平屋建てが販売価格1,087万円(税込)、2階建ては販売価格1,149万円(税込)から建てられます。
「シフクノいえ プレミア」の平屋プランには20種類あり、以下の間取りと外観はその一例です。
(引用:タマホーム)
見た目も素敵で、夫婦2人で住むなら年をとっても暮らしやすい平屋も選択肢のひとつではないでしょうか。
「もう少し予算を上げてももっと部屋が多い家がいい!」という人は、「ジブンハウス」の68A ANTICOはどうでしょうか。
(引用:ジブンハウス)
リビング→キッチン→洗面所→浴室→階段と回遊できるコンパクトかつ使いやすい間取りです。
ジブンハウスのWebサイトには360°VRがありオシャレなローコスト住宅を内見気分で見られるので、一度参考に見てみるのもおすすめです。
3.3 二世帯住宅の間取り成功例
1階が親世帯、2・3階が子世帯でプライバシーと安心が両立できる完全分離型の二世帯住宅の建築実例も紹介します。
(引用:セキスイハイム)
キッチンの下がり天井や寝室の小上がりなど床や天井にアクセントを付けたデザインと、収納スペースをたっぷりとってあり家具が少なくすっきりとしているのが特徴的な3階建ての間取りです。
(引用:セキスイハイム)
3.4 おすすめの間取りプラン集が参考にできるサイト
最後に、多くの間取りプランが見られるサイトをいくつか紹介します。
1.ミサワホーム
https://www.misawa.co.jp/madori/index.html
2.セキスイハイム
https://www.sekisuiheim.com/madori/
3.アイダ設計
https://www.aidagroup.co.jp/order/madori_plan/
4.住友不動産
https://www.j-urban.jp/plan/
5.三菱地所ホーム
https://www.mitsubishi-home.com/smartorder/plansearch/
まとめ
注文住宅の間取りは以下のような流れでスムーズに決められます。
1. 間取り作りでおさえるべきポイントを知る
2. ポイントを踏まえた上で自分や家族の希望と予算のベストなバランスを考える
3. 多くの間取りを参考に取り入れたいポイントを見つける
4. 実際に間取りプランを考えてみて、動線や使い勝手のシミュレーションをおこなう
間取りプランを実際に考える際に活用いただきたいのが「EdrawMax」です。
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