プロに任せて最初から完成された素敵な庭を手に入れるのもよいですが、お金をかけずにコツコツ自分好みの庭を育てていくのも楽しみのひとつです。本記事では、お金をかけずに庭づくりをするコツを材料・植物・ノウハウ、そしてデザインについて解説します。本記事を参考に、お金をかけないオリジナルの庭づくりのヒントを見つけましょう。
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1.庭づくりのコツ:デザイン篇
材料を揃えてから思うままに配置していくと、統一感のない散漫な印象の庭になりやすいです。庭具や植物などの材料を集める前に、まずは目指す庭のスタイルや配置を決めましょう。
1.1 人気な庭づくりのスタイル
近年人気があるのが「アウトドアリビング」です。
(画像:Ana Belén escuderoonUnsplash)
アウトドアリビングは屋外に家具などを置くことでベランダや庭をリビングと一体化して利用でき、開放感と非日常感が味わえるのが魅力です。
(画像引用:京阪グリーン株式会社)
庭にアウトドアリビングを設置するためにはデッキを設置します。木製のほか塩ビ製の製品もあり、木製のものはパネル状やユニットになっていて手軽に設置できるものが多く市販されています。
また、庭の中に「小路」を作るのも人気です。
(画像引用:庭.pro)
小路は素材によって和風・洋風・フレンチ風と庭の雰囲気に合わせられ、おしゃれな庭づくりのアクセントにもなります。
1.2 我が家特有の庭づくりのスタイル
庭を作る人気の要素には「デッキ」「小路」以外にもさまざまありますが、「我が家の」庭を考える際には「自分の庭の方向性」を定めてから庭づくりを始めましょう。庭づくりで考えたいのは、以下の3つです。
•目的
•雰囲気
•かけられる手間と予算
まず目的です。子供が小さく「遊びやすい庭」がメインなのか、「植物が豊富な目で楽しめる庭」にしたいのか考えます。
次に雰囲気です。
•和風
•洋風
•ナチュラル
•フレンチ
•北欧風
(画像引用:GARDEN STORY)
和風でも、純和風ではなく上の写真のような「和風モダン」にすると、家が洋風でも違和感のない素敵な庭になります。
最後に考えたいのが、庭にかけられる手間と予算です。普段忙しく手間をかけられない場合には、敷石やレンガ、石、人工芝を利用して雑草が生えにくいようにするのがおすすめです。また、丈夫で手入れの少ない樹木や植え替えの少ない多年草を取り入れるとよいでしょう。
1.3 Edrawmaxでできる庭園設計
庭づくりにあたり、自分に合った「目的」「雰囲気」「かけられる手間と予算」は決まったでしょうか。方向性がなくお気に入りのアイテムや植物を無造作に追加していくと、庭全体のバランスが崩れ収拾がつかなくなることがあります。実際の庭づくりと並行して統一感のある庭づくりをおこなうのは大変なので、前もって大まかなレイアウトをデザインするのがおすすめです。
その際におすすめしたいのが、オールマイティーな作図ツール「Edrawmax」です。
Edrawmaxには「庭園設計ツール」があり、手軽に庭づくりのデザインがおこなえます。豊富な素材から、アプローチ・テラス・植栽などを画面上にレイアウトしていきましょう。
素材はドラッグ&ドロップで簡単に挿入でき、自由に拡大・縮小・回転をして配置可能です。
Edrawmaxでは、動線を考えながら庭全体を俯瞰的に見てデザインできるので自分の方向性に合った庭づくりに役立ちます。
15日間無料利用できるEdrawmaxはこちらから無料ダウンロードもできるので、オリジナルの庭をデザインするイメージづくりのために一度試してみてはどうでしょうか。
次の項目からお金をかけずに庭づくりをする際のコツを10個紹介します!
1.5 縦の庭づくり
ガーデニングはつい「地面に何を植えて何をレイアウトするか」に気がいってしまいますが、活用したいのは「上」の空間です。
垂直方向の庭づくりを意識して、スペースを最大限に利用するとともにデザインにメリハリを付けるのがポイントです。ラティスや棚、ハンギンググリーンの活用など縦方向もデザインしてみましょう。
(画像:Seema MiahonUnsplash)
2.庭づくりのコツ:材料篇
お金をかけずに庭づくりをするコツは、安く材料を手に入れることです。ここでは、お金をかけず手に入る材料を使った庭づくりについて紹介します。
2.1 リサイクル素材の活用
廃材や自宅で壊れてしまったものを庭づくりの素材として再利用してみてはどうでしょうか。拾った廃材で柵や花壇をつくれば、人気のナチュラル風の庭にもなり一石二鳥です。
また、今までの庭に使っていた石やレンガ、木材があれば地面に埋めて小路やアクセントにするとまるでプロの作る庭みたいになりおすすめです。
(画像引用:Feeling Garden)
空き瓶や空き缶、おしゃれな空き容器があればグリーンを飾ってみると素敵に変身するかもしれません。
2.2 自作の庭具
手作りの庭具や装飾品を制作して、個性的で費用対効果の高い庭をつくるのはどうでしょうか。身の回りの使わなくなったものや、100円ショップで手に入るような木材やガーデングッズを組み合わせて自作の庭具が作れます。
YouTubeでは100均で売っているすのこを使ったフェンスやラダーシェルフ、ショップ風の看板などのガーデンアイテムの作り方が紹介されています。
2.3 自家製肥料
肥料も手作りに挑戦してみましょう。自宅で作れるのは、植物などを原料にして微生物の力で自然発酵させた有機肥料です。
バケツに蓋と排水溝がついたようなコンポスターを使用して野菜くずや落ち葉といった肥料の元と、発酵のための土や米ぬか、発酵促進剤を入れると2〜3ヵ月で肥料になります。
(画像引用:農家web)
コンポスターを使用する以外にも、以下のようなものを使用して肥料を作れます。
•直接土に埋める
•ダンボール
•プランター
•牛乳パック
自家製肥料づくりはお金をかけずにゴミも減らせる、サステナブル(持続可能)な庭づくりのひとつです。
3.庭づくりのコツ:植物篇
デザインづくり、庭づくりの素材集めが終わったら、次は庭に植える植物選びです。
3.1 たねの交換会への参加
すでに現在の庭で余っている種や苗があれば、それを必要としている人とお互いが欲しい種や苗を交換する「交換会」へ参加してみてはどうでしょうか。
近隣で交換会がない場合は、オンライン上の掲示板やFacebookなどのSNSでも募集がおこなわれています。
一例として、「たねっと」では花や野菜の種を譲ってもらえたり出品したりできます。
(画像引用:たねっと 種のもらい方)
3.2 相応しい植物の選定
「雑草」というとガーデニングの邪魔者のイメージがありますが、雑草を活かしてお金をかけない庭づくりに役立てる方法もあります。雑草にも可愛い花が咲くものもあり、ひとりでに生えてくる生命力の強さは手入れの楽さにもつながります。クローバーなどを利用すると地面が緑で覆われてかわいらしいナチュラルガーデンにもなります。増えすぎて困る場合は鉢植えにするのもおすすめです。
また、メンテナンスが少ない植物を選ぶと手入れの手間とコストを削減できます。メンテナンスが少ない植物には一度種をまくと翌年も花が咲く多年草があります。アイビーやマーガレットは素敵な庭づくりの助けになります。
3.3 植える位置や配置の検討
希望のデザインを作成して、実際に配置する前に考えたいのが適切な配置と植物を植える位置です。植物を植える位置や配置を考える際には以下のようなポイントを確認しておきましょう。
•小路などの歩く部分は自然な動線になっているか
•植物同士の間隔は適切か
•植物が室内の日当たりを遮らないか
•植物に必要な日当たりが確保されているか
•室内が見えやすい庭の場合には、必要に応じて目隠しとなるものが配置されているか
配置に問題がなければ、実際に庭づくりを始めていきましょう。
3.4 生物的防除
庭づくりを始めるにあたって問題なのが、植物を食い荒らして被害を与える「害虫」です。害虫対策というと真っ先に農薬が思い浮かびますが、農薬に頼らず天敵となる生物で害虫を防ぐ「生物的防除」という方法があり、有名なものでは「アブラムシに対するテントウムシ」が挙げられます。
農薬を使用しなければ、子供やペットがいる家でも安心です。「有益とはいえ、虫はちょっと」という方は、天敵となる生物の成分でできた「生物農薬」の使用がおすすめです。
4.庭づくりのコツ:研修篇
植物の選定や配置が決まったら、実際に作業をすることになるでしょう。しかし、いざ庭づくりを進めていくうちにわからないことがたくさん出てくるかもしれません。最後に、お金をかけずに庭づくりを進めていくための勉強方法について紹介します。
4.1 地元のサポートを活用する
地元の園芸クラブや首都圏の関連イベントに参加して、プロやベテランガーデナー達と交流を図りながら知識をつけるという方法があります。
自治体でおこなっているイベントや公園に花壇を手入れする活動をする街づくりサークルがないか調べてみましょう。庭づくりの情報交換ができる仲間が得られるかもしれません。ジモティーでも地域の園芸メンバーが個人で募集されています。
また、民間でも庭づくりのセミナーをおこなっているような会社もあるので探してみるのもよいでしょう。
(画像引用:Zoony Garden 庭づくりセミナー&庭巡り情報!)
4.2 おすすめのサイトや本
地元にサークルやイベントがない時は、インターネット上のコミュニティに参加してみるのはどうでしょうか。「NHK趣味の園芸」には「みんなの趣味の園芸」という園芸・ガーデニングの情報サイトがあり、ほかの人の園芸日記を見たりコミュニティで交流が図れたりと楽しめます。
(画像引用:みんなの趣味の園芸)
また、庭づくりの本もたくさん出版されています。月間750万PVを誇るWebメディアで人気のガーデナーたちが作る庭の舞台裏を紹介する「おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング」や、棚やフェンスの作り方と飾り方が紹介されている「DIYを生かした 小さな庭づくり」などが参考になるのではないでしょうか。
(画像引用:KADOKAWAオフィシャルサイト)
(画像引用:成美堂出版)
5.まとめ
お金をかけてプロが作った庭も素敵ですが、お金をかけずに工夫して「自分だけの庭」をゆっくり育てていくのも楽しいのではないでしょうか。自分で作った庭ならば、季節や年月とともにそのときどきの自分に合った庭にレイアウトを変えることも可能です。まずはイメージづくりのために、庭のレイアウトを実際にデザインしてみましょう。
そのときに役立つのがEdrawMaxです。豊富なテンプレートで庭園設計だけではない幅広いバリエーションの作図を可能にするのがEdrawmaxの大きな特徴です。Edrawmaxの豊富なテンプレートは生活・ビジネス・レポートとさまざまなシーンで活用できます。
まずは体験してみて、Edrawmaxの良さを知ってください。15日間無料体験できるEdrawmaxで、理想の庭をデザインしましょう!