2021年1月、日本では2度目となる緊急事態宣言が発出されました。しかしながら、新型コロナウイルスによる自粛疲れから、前回よりも危機感の薄れが目立つ趣旨の報道がされています。ここでもう一度、生活の中で新型コロナウイルスへの感染を疑う症状と感染予防についてマインドマップを使用して見える化をしてみましょう。
- 目次 -
Part 1: 症状
① 最もよくある症状
新型コロナウイルス感染症の特徴は、潜伏期間が最長14日間でその間でも他人にうつしてしまうことがあり、感染しても8割の人は全く症状がでないいか軽症に落ち着きます。症状が出た場合、具体的な症状について解説してまいります。
発熱
感染から約5日間、1~14日間の潜伏期を経てから発熱の症状が出た場合、新型コロナウイルス感染症の可能性があります。しかし、症状が出てからの最初の数日間は風邪かなと感じることがあると思います。具体的な日数であれば、1~4日間はほとんど気づくことがない場合もあるようです。そのため、検査してもインフルエンザや新型コロナウイルスなどはっきりとした検査結果が出るのは難しいようです。新型コロナウイルス感染症のほとんどが、普段の軽い風邪のような治り方で治まるようです。新型コロナウイルス感染症の初期段階時、「37.5℃の発熱が4日間以上続く」というセルフチェック項目は今は削除されています。
空咳
空咳とは痰がからまない咳のことを指します。一部データでは、新型コロナウイルス感染症の症状に「痰」の症状が比較的多く確認されているデータもでていますので、空咳だけの症状では新型コロナ感染症にかかったとは言い切れないでしょう。
倦怠感
倦怠感とは、全身がだるい感じやぐったりする状態のことをいいます。いわゆる「自粛疲れ」が長引く中での再度緊急事態宣言の発出で心身共に疲れがたまっていることから、倦怠感を感じるからも増加しているかもしれません。新型コロナウイルス感染症にかかっている場合と区別がつきづらいかもしれませんが、倦怠感を感じたときは無理せずゆっくり過ごしましょう。
② 時折みられる症状
痛み
新型コロナウイルス感染症にかかった人の中に、腰の激痛という異変から発症を知った人もいたという経験談があります。その痛みとはまともに立つことも困難で、その痛みから後38℃の熱が3日ほど続き、PCR検査の結果陽性と判明し、入院に至った模様です。入院中も高熱が続き酸素吸入器をするほど悪化しアビガンの投入を境に回復に向かったようです。
喉の痛み
ノドに異変を感じる事で発症を疑った方も多いようです。そして実際にノドに起こる症状として「痛み」「痰が絡む」「声がかれる」といった症状があるようです。たとえ、発熱していなくてもこれらの症状があるという方は感染している可能性が否めません。そのため、熱がなくても外出を自粛して自宅で過ごしたり、マスクを着用して過ごすなどの配慮をさらに強める必要がでてくるでしょう。
下痢
新型コロナウイルス感染症に感染した場合、嘔吐や下痢を主症状になる場合もあるという経験談を見つけることができました。身体能力に自信のあるスポーツ選手でも30分歩くとベットに踊りたくなり程で、後遺症にも苦しんでいると言います。
結膜炎
一部の研究報告から、発症が判明しその後、入院患者の中に1桁台で数%ではありますが、結膜炎の症状が現れたとされています。そして、一般的な結膜炎の症状である充血、むくみ、涙などの症状と似ています。しかし、入院された方のデータであるため、目以外の症状である発熱、や呼吸器症状を既に発症している場合が多いとのことです。
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Part 2: 予防
① 「三密」を避ける
三密とは、密閉、密集、密接を避けることをまとめて指す言葉です。これは、新型コロナウイルスの集団感染が起こった場所の共通点から導かれた言葉で、それが起きる状況を作らないことで予防ができるとされています。
密閉
密閉とは窓がなかったり、換気ができなかったりする場を指します。具体例をあげるならば、カラオケボックス、映画館、塾や図書館、地域の多目的室等、会議室などです。部屋の広さではなく、換気の程度が重要とされます。そのため、密閉の状況を避けるためにも、窓やドアを1時間に2回以上は開けるといった対策を行いましょうまた、家庭用エアコンでは換気は行われていないので、これらの対策を必要とします。
密集
密集とは人がたくさん集合し、少人数でも近い距離で集まることを言います。人がたくさん集まる具体例として、電車、学校、商業施設などがあります。少人数でも近距離で集まる場所とは、飲食を行う場所や発声を行う場所などです。例えば、レストランやライブハウスなどです。密集の場にいく必要がある場合は、いわゆる、ソーシャルディスタンスを保つようにしましょう。ソーシャルディスタンスとは最低1m以上2mの距離をお互いにとることです。飲食を伴う店などでは、向かい合って座らず、横並びで座りましょう。
密接
密接とはソーシャルディスタンスをとらず、発声や運動を行うことを指します。密接はあらゆる場面で生じます。そのため、一人ひとりの意識を持つことが必要です。自分が移してしまうかもしれないという配慮を行い、マスクをするなど対策をしましょう。
② 人混みに入る時は必ずマスクを着用
人混みに入る時はマスクを着用することが求められています。具体的には、電車やバスなど公共交通機関に乗った時、スーパーに買い物に行く時、近距離に他の方がいる時、近距離で会話をする場合など、お互いにマスクを着用していれば感染を予防する効果があります。マスク以外にメガネなども予防に使えそうです。
③ 「目、鼻、口」を不用意に触らない
咳やくしゃみなどの飛沫感染以外にもドアノブやパソコンのキーボードについたウイルスを起因とした接触感染があります。それらを触った手で目をこすったり触ったりすることで感染症を発症していまいます。そのため、外出先や清潔にしていない手で目、鼻、口には触れない方が望ましいです。
④ こまめに手を洗う
手洗いの種類には大きく分けて「流水」「流水+石けん」「アルコールによる手指消毒」の3つに分類されます。中でも、石けんやアルコールによる手指消毒を使った手洗いをは、衛生的手洗いと呼びます。ばれています。その衛生的手洗いの中でも、アルコールによる手指消毒は第一推奨とされています。それは、殺菌力が高く、石鹸よりも手に優しく、素早く乾燥させることができ、手洗いの時間を短縮できる効果があるためです。どこにでも持ち運べていつでも手洗いができるのも便利です。
⑤ 部屋の換気と適度な湿度を保つ
部屋の換気を行うことと合わせて、乾燥するとウイルスが活性化する観点から、室内を適度な温度で保つことも推奨されています。最適とされる湿度は、夏は気温が25~28℃で湿度が45~60%、冬は気温が18~22℃で湿度が55~60%だそうです。特に通年50~60%を保つと良さそうです。
⑥ 体調管理を行う
毎日体温を測定して変化がないか知っておきましょう。もし、発熱や風邪症状があるときは、外出を避けて自宅で療養しましょう。発熱について、持病のある方は2日ほど程度、持病の無い方は4日よりも長く続けば、近場の「帰国者・接触者相談センター」に電話で相談する方がよさそうです。
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Part 3: まとめ
マインドマップで全てを見える化「#04新型コロナウイルス感染症」についてご紹介してまいりました。テーマについて想定以上の追記を行えるマインドマップは不測の事態であるコロナ禍では有効です。特に、マインドマッピングツールのEdrawMindは操作が簡単で対応しているOSも多くどこでもメモを残すことができます。また、マインドマピングツールEdrawMindの得意とする俯瞰図とビジネス作図ツールEdrawMaxのフローチャートを合わせることで患者別にどのような対応をすればよいかを整理することもできます。