子供の頃、贅沢な楽しみと言えば遊園地に行くことだった人は多いのではないでしょうか。今回は、「gooランキング/NTTドコモみんなの声」のアンケート調査からわかる遊園地で人気のアトラクションTOP10をEdrawMindで具体例を挙げながら見える化してみます。
- 目次 -
Part 1: 遊園地で人気アトラクションTOP10
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TOP1 ジェットコースター
ジェットコースターとは、急な起伏やカーブのあるレール上を高速で走る遊戯用の列車をさします。帝制ロシア時代の木造すべり台が起源とされています。日本では、1952年大阪府の枚方パークが最初の導入例になります。東京都には1955年に東京都の後楽園に登場しました。国内で言えば、富士急ハイランドの『ええじゃないか』、ナガシマスパーランド『スチールドラゴン2000』などがあります。
TOP2 観覧車
観覧車とは、見物者を乗せる多くの箱を取り付けた大型水車風の輪を動力でゆっくり回して、風景の観覧を楽しませる装置です。18世紀初め、ロシア帝国貴族の遊具としてあったという記録が残っています。その頃は人力で引っ張っていたそうです。日本の具体例であれば、横浜の夜景が楽しめるコスモロック21、東京のレインボーブリッジを望める葛西臨海公園にある観覧車、全ゴンドラの床がシースルーになっている大阪府のRedhorse OSAKA WHEELが有名です。
TOP3 ゴーカート
ゴーカートとは、遊戯用の小型自動車をさします。競技用のものは、レーシングカートと呼ばれ分類されています。具体例としては、よみうりランド、那須ハイランドパークなどにあります。
TOP4 メリーゴーランド
メリーゴーランドとは、円形状の回転する床から上下する棒が出ていて、その先に馬や馬車などを模した座席が付いている乗り物をさします。2020年に閉園した東京都としまえんにあったものが、日本最古の遊戯機械になります。この回転木馬は、世界的にも最古級の回転木馬で上下の動きがありません。他にも、日本一馬の数が多いメリーゴーランドとして有名な香川県にあるNEWレオマワールドの『カルーセル』や、2層式(2階建)のメリーゴーランドがある神奈川県のよこはまコスモワールドなどがあります。
TOP5 お化け屋敷
お化け屋敷とは、映像や音響、からくり、役者などで、利用者に対し幽霊や怪物に対する恐怖を疑似体験させ楽しませる事を目的とする施設です。ウォークスルー型、ライド型、3Dサウンド型、シアター型などに分類できます。常設のお化け屋敷は、1835年ロンドンで蝋人形作家のマリー・タッソーが作ったのが最古のものとされています。日本では、江戸時代の医者が庭に作ったものが原型とされており、歌舞伎で発展してきた歴史があります。遊園地では、昭和30年代の1955年頃に宝塚ファミリーランドにあったものが最古のものと言われています。
TOP6 空中ブランコ
空中ブランコとは、曲芸を行う装置を言い、遊園地にあるのは回転ブランコと呼ぶのが正式なようです。面白い感じる点は、乗客自身が傾いているにも関わらず、あたかも大地や風景が傾いているような錯覚を覚えるところです。高さ50m以上最大級の静岡県富士急ハイランド『鉄骨番長』などや東京都よみうりランド『ミルキーウェイ』などがあります。
TOP7 バイキング
バイキングとは、海賊船型の大型ブランコをさします。日本で最古のバイキングは2020年に閉園したとしまえんの『フライングパイレーツ』でした。動員人数の多さや到達点で差を出し、遊園地独自のバイキングを生み出しています。例えば、世界最大級の動員人数を誇るナガシマスパーランド『ジャンボバイキング』、最高到達点最大級の15mの東京ドームシティ『スーパーバイキング ソラブネ』があります。
TOP8 コーヒーカップ
コーヒーカップとは、食器のコーヒーカップをモチーフにした3-4人が座れるベンチがカップ内部に取り付けられている遊星歯車機構を利用した遊具をさします。ディズニーランド、東武動物公園、那須ハイランドパークなど年齢を選ばず楽しめることなどを理由に定番の乗り物になっています。
TOP9 迷路
迷路とは、迷いやすい道や迷うように仕組んだ道をさします。トレンドとしては、高さ13m6階建てなどの巨大立体迷路です。スタンプラリーや商品を用意するなどの要素があるのが人気です。神奈川県横浜シーパラダイス『デッ海』や栃木県那須ハイランドパーク『MeGaGo』 などがあります。
TOP10 空飛ぶじゅうたん
空飛ぶじゅうたんとは、水平旋回型のものと水車のように垂直旋回型のものがあります。水平旋回型の具体例としては、ディズニーシー『ジャスミンのフライングカーペット』などです。垂直旋回型は、三重県ナガシマスパーランド『フライングカーペット』などがあります。しかし、垂直旋回型はなくなりつつあります。
Part 2: 人気の理由
遊園地のアトラクションは、なぜ人気なのでしょうか。それは、五感を刺激して体験することにあるのではないかと考えます。情報収集は、ネットを繋ぐと無数に受け取ることができるようになりました。その情報は、基本的に視覚と聴覚で受け取ります。
それ対して、遊園地は、視覚聴覚以外にも、嗅覚味覚触覚が日常以上の刺激を受けます。このような感覚の差があるのは確かな理由のようです。
触覚の差の具体例を挙げるなら、実際にペンを握って文章を書くこととパソコンのキーを叩くことにも違いがあります。ある有名な女流作家は、「ペンで原稿を書くと手が疲れてくる。それに対して、キーを叩くと疲れにくい。だから、パソコンで書くと文章がくどくなる。」のように言っています。遊園地のような体験をすることでより繊細な神経に働きかける取捨をしているのかもしれません。
まとめ
今回は見える化第19弾として、遊園地の人気アトラクションの分類をEdrawMindで見える化してみました。EdrawMindで遊具を軸に、今までの人気のアトラクションの栄枯盛衰をみることもでき遊園地に足を運ぶ時に思いを巡らせる楽しみにもなります。