平面図の扉記号一覧

平面図を見た時に、「これはどんなドアなんだろう？」と思うことはないでしょうか？図面上では、扉がさまざまな記号で表されているので、実際に実物を見るまでどんなドアなのかわからない方も多いと思います。

今回は扉の記号や種類、寸法の読み方、平面図で扉を描く方法などをご紹介します。

本記事を読んでいただければ、扉の種類や寸法の読み方がわかるようになったり、自分で間取り図を描けるようになったりと、平面図に触れる際に役立ちます。

1.平面図の扉記号一覧

扉といってもさまざまな種類があるので、図面上での扉記号ごとに名称とどのような時に使われる扉なのかを表にしました。

記号	名称	説明
	片開きドア	窓枠の左右どちらかを軸にして開閉するタイプの扉。
	両開きドア	2枚の扉が左右を軸にして開閉する扉。観音開きとも呼ばれる。
	スイングドア	内側・外側どちらにも開閉できるドア。病院やスーパーで使われる。
	親子扉	2枚の扉の大きさが異なる両開きドア。
	回転ドア	回転軸を中心に扉が回転するドア。気密性が高いため商業施設でよく使われる。
	アコーディオンドア	伸縮しながら開閉するドア。オフィスの間仕切りに使われる。
	折戸	扉を折りたたむように開閉するタイプ。浴室ドアやクローゼットに使われる。
	折戸（両開き）	両開きタイプの折戸。
	片引き戸	横にスライドさせて開閉する扉。
	両引き戸	左右にスライドするため、設置スペースが限られる。
	引き違い戸	2枚の扉を左右にスライドさせて開閉する。押し入れや和室でよく使われる。
	引き違い戸（ガラス）	扉がガラス製の引き違い戸。
	引き込み戸	扉を開けると壁の中に収納され、スッキリと見せられる。

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2.図面上の扉寸法の読み方

扉といっても種類や大きさはさまざまです。ここでは平面図上にある扉の寸法の読み方を解説します。これを知っておくことで、平面図を見る際に、扉のイメージがしやすくなります。扉の寸法の読み方は窓の寸法と似ていますが、窓情報にはない数値があるので、覚えておきましょう。

たとえばこちらの図面、扉の記号の近くに数字がたくさんあります。この数字は全て扉の寸法を表しています。

扉の下に表記されている1440mmは扉の右端から左端までの寸法です。扉の上に表記されている07218は扉1枚のサイズのことで、072・18と分けて考え、単位はセンチメートルです。072は扉の横幅のことで、18は窓の縦幅を意味しますが、18の最後に0をたして180cmと読みます。30は扉の厚さを意味しています。よって、この図面の扉は、横幅144cm・縦幅180cm、扉の厚さが30mmの引き違い戸ということです。

建築士によって寸法の書き方が違うことがあるので、このように75×180と表記されている場合もありますが、読み方は先程説明した通りです。この扉は、横幅75cm、縦幅180cm、厚さ30mmの片開きドアということです。

このように扉の寸法を読み取れるようになると、平面図を見るだけで、どんな種類の扉なのか、その扉のサイズがどれくらいなのかがわかります。

3.平面図で扉を描く方法

平面図に扉を描くことは難しいことではありません。

EdrawMaxを使って平面図に扉を描く方法を説明します。使い方をマスターすれば簡単に描けるのでぜひ試してみてください。

1. EdrawMaxを開くと画面左側にテンプレートがあります。

テンプレートをクリックして、間取りを選択します。

2. 表示された中から間取り図をひとつ選ぶと、選んだ間取り図が図面として表示されます。
3. 左側のメニューバーから図形をクリックします。検索欄に「ドア」と入力し、検索すると窓とドアの図形が出てくるのでお好きな扉の図形を選択します。選択した扉の図形が図面に表示されるので扉を配置したい壁にドラッグアンドドロップしてください。

このように窓が図面上に配置されます。扉の向きを変更する場合は下図の◯印の部分をクリックしたまま動かしたい方向へマウスを動かすと向きが変わります。

このようにして簡単に平面図に扉を配置することが可能です。

https://www.edrawsoft.com/jp/guide/edrawmax/export-file.html

こちらのURLからマイソク限定プレミアムパーツをクリックすると元々図形になかった扉や窓、住宅設備などの図形をダウンロードできます。

もし、図形やダウンロードしたパーツに描きたい扉がない場合は、自分で基本図形を組み合わせて扉を作成することもできます。そして、作成した図形はマイライブラリに保存できるので、繰り返し作成した図形を使うことが可能です。

4.間取り図の作成ならEdrawMax

EdrawMaxなら自分が描きたい間取り図を簡単に描けます。他のソフトでは満足できる図面が描けなかった方や、初めて間取り図を描く方などにおすすめのソフトです。これからEdrawMaxの魅力を紹介するので、ぜひ活用してください。

• 豊富なテンプレートや素材

EdrawMaxにはさまざまなシチュエーションのテンプレートや、ドアや窓、流し台やコンロなどの素材が豊富にあります。テンプレートには間取り図だけではなく、回路図や作業管理で使用される工程表やカレンダー、フローチャートなどの作成もできるので、さまざまな場面で役立ちます。給排水図面や配線図の作成もできるので、とくに建築関係の方にはおすすめです。

• AI機能搭載

EdrawMaxAにはAIで簡単に画像を生成できるAI描画という革新的なツールがあります。このAI描画機能を使えば、画像の生成が楽にできます。簡単な手順で生成できるので、ぜひ試して見てください。以下のURLから詳しいやり方をご確認ください。

https://www.edrawsoft.com/jp/guide/edrawmax/ai-drawing.html

• 図面のバージョン管理と共有が便利

EdrawMaxのバージョン履歴ツールを使用することで、クラウド上に保存された図面の変更を追跡できたり、古いバージョンのドキュメントを確認したり、以前のバージョンに戻したりすることが可能です。詳しいやり方はこちらのURLからご確認ください。

https://www.edrawsoft.com/jp/guide/edrawmax/check-version-history.html

他にも、データの共有が簡単にできるので、クライアントやチームのメンバーと図面の共有がスムーズに行えます。共有の詳しいやり方はこちらのURLからご確認ください。

https://www.edrawsoft.com/jp/guide/edrawmax/share-a-document.html

• データの交換性

EdrawMaxでは、さまざまなファイル形式をサポートしています。そのため、PDFやExcel、Wordなどのファイルをインポートしたり、逆に、作成したEDX、EDDXなどの図面をPDFなどのファイルにエクスポートしたりと、データの交換ができます。

他にも、プレゼン用のスライドショーを作成したり、AI機能を使ってフローチャートや表の作成をしたりとEdrawMaxには、便利でワクワクするような機能が多く備わっています。

5.よくある質問

Q1：扉記号の寸法はどのように表示しますか？

A：図面上の扉をクリックするとタブが出てくるので、タブ内にある設定から「図形のサイズを全て表示する」を選択すると寸法が表示されます。扉の厚さは、図形で扉の厚さ部分に線を描き、テキストで数値を入力して寸法を表記します。

Q2：扉の開閉方向はどのように表現しますか？

A：図形にある矢印を追加して開閉方向に合わせて矢印の向きを合わせることで、扉の開閉方向を表現できます。片開きや両開きの場合は、図形のアーチ型になっている部分が扉の動きを表しています。

Q3：自動ドアはどのように描きますか？

A：片引き戸や両開き戸を描く時と同じです。もし、平面図上で自動ドアとわかるようにしたい場合は、引き戸の記号の上に「自動」と表記するか、出入り口の真ん中に短い縦線を引くと良いでしょう。

Q4：鍵が付いている扉はどのように表現しますか？

A：通常通り扉の記号を配置し、扉の近くに鍵の種類を記載します。鍵の種類は○の中に「サ」（サムターン）や、「シ」（シリンダー）と書きます。

Q5：車庫のシャッターはどのように描きますか？

A：シャッターは、平面図上では基本的にシャッター部分を一点鎖線で表します。

（以下、参考図）