「ノートは2回とるように」とかつて日本史の先生から教えて頂きそれを実践することで志望校に合格した経験があります。器用な方は先生がまとめられた黒板や言葉を「自分の思考法」で解釈し自分の言葉で即座にまとめることができると思います。しかし、私のような不器用な方はまずは先生の黒板、それに対する講義の言葉を見たまま聞いたまま書き写し、次の授業までにそれを自分の思考法で解釈し自分の言葉に置き換えてマインドマップを書いて知識を定着させることをお勧めします。それを継続させることで、授業中にマインドマップ型式でノートを取り、テストの点数に反映させることもできるかもしれません。今回は、最終目標を、授業を聞きながら並行して、マインドマップを書くことができるようになることに設定し、こうすればいいのではないかと考えているコツをご紹介いたします。
- 目次 -
Part 1: 授業ノートの取り方のコツ
1.1 流れを予測する
授業を聞きながらマインドマップで授業ノートを取るには、通常のノートを写すという受け身的な行動とは全く逆の創造的な行動をとらなければなりません。では、マインドマップでノートを取ることの目的を明確にしましょう。学生であれば「テストで好成績を残すこと」と設定します。具体例として、歴史のを例にあげます。歴史の勉強は義務教育である小学校、中学校、そして任意で高校、大学で学ぶことができます。大枠でいえば、義務教育の小学校の時点でもうすでに学んでいるのです。あとは、反復でその反復の中に「いかに注意深くそれについて学んだか」を相対評価されるわけです。要は、好奇心をもっていかに注意深く学んでいるかの差なのです。好奇心をもってというのは、自分の思考に落とし込みながらと歴史を学んでいるかいう意味を含んでいると思います。「山」と言えば「川」といったような客観的な反射的呼応でなく、「「山」→「川」という合言葉は何のためにそれを言う必要があったのだろう」というような主観的な問いを立てながら学んでいるかという差ではないかなと思います。
上図:EdrawMindとEdrawMaxを使ったわかりやすいノートをとコツの図例
編集可能なマインドマップをダウンロード
本題にもどれば、授業を聞きながらマインドマップ化してノートをとるには従来の受け身的な学習態度ではなく創造的、意欲的に挑まなければなりません。上記で述べたように、創造的な行動には好奇心が不可欠です。一番おすすめの方法は歴史であれば、小学校の社会の復習としてマインドマップを電子データとして取り入れておくことです。そうすれば、中学と高校で重複する内容とは別に詳細について重点的に学ぶこともできます。また、義務教育の時点で授業の復習を丁寧にしておくことで、高校は自分が行いたい学問を学べる機関がどのような人材を募集しているかの研究に時間を充てることができます。今、過去を振り返って「そうしておくべきだった」と反省しているので、当時はそんなことを考えもしていませんでした。時間は有効に使うべきですが、それに気づいた人は熱意と丁寧さがあれば時間を取り戻す可能性も0ではありません。とにかく、一つひとつの授業を大切にし写した授業ノートを次の授業までに注意深くマインドマップ化すれば学生であればある程度その時間を取り戻すことができます。一度授業で型を学んでから自分の思考への定着を図りましょう。
1.2 授業の型の選別
マインドマップの型にも色々あります。一つのテーマについて放射線上に派生する基本的なものから、タイムライン型まであります。まずは、授業でどのマインドマップの書き方が適しているかを選別する必要があります。お勧めは放射状型とタイムライン型との併用です。先生によってお授業の進行方法が違うのも確かです。初めにレジュメを配り先生の視点で、テストしたい箇所を先に整理してから授業される先生もいれば、その内容について付加価値的情報を授業でお話される先生もいます。前述した「整理された情報」を渡されたときは大枠をとらえることのできる概要図をタイムツリー型を作成しながら、授業と同時進行で自分の思考型で後回しにせずどんどん記憶していきましょう。また、「付加価値型情報」をお話される授業では放射線型で派生できるようなつくりにしましょう。どちらも、記憶することを第一にして、整理することに満足しないように気をつけましょう。
1.3 電子データ化しておく
編集しやすいように紙ではなく電子データ化することをお勧めします。 特に、マインドマップではそのテーマから派生したことを事前の余白に関係なく、多岐にわたって派生することができるのです。その特性を生かすには紙ではなく、電子データで随時派生することができるマインドマップで残すことを強くお勧めします。
1.4 構造は明確に、補足情報は自分の言葉で
前述したタイムライン型のマインドマップと放射型のマインドマップを併用することで概要と詳細を記したマインドマップが完成します。概要は確認用にも使用できるのでテスト前の確認には最適です。構造化された要素を分析する以外に、補足された情報があるのならば、その情報は必ず自分の言葉で追記しましょう。そうすることによって自分の思考型で解釈することができ記憶に残りやすいです。必ず人の言葉を書き写すだけでなく自分の言葉で詳細を書き入れましょう。
1.5 授業内でツリー作成を終える
一番大切なことはその事業内でツリーの作成を終えることです。後回しにしてしまうと言うことは、自分の思考が追いついていないことになります。それに気づいたときは、まずは黒板を写すことから始めましょう。そして、 次の授業に間に合うまでにその内容をマインドマップ化する時間を持ちましょう。それを繰り返すことによって、必ず授業でマインドマップを完成させることができると考えています。大切なのは授業に沿って自分の思考型でマインドマップを作成し知識をいつでも引き出しておけることです。最初はすぐに授業を聞きながらマインドマップを作成することが難しいかもしれません。その時は、授業の振り返りをマインドマップ化することを繰り返すうちに、創造的思考をもって授業内でマインドマップツリーを作成することは必ずできるはずです。
Part 2: アイデアを案出する方法
上図:EdrawMindでのS字タイムライン型と放射線図型の例
2.1 EdrawMindを選ぶ理由
沢山のマインドマップを作成するツールがありますが、私はEdrawMindを使用しています。なぜなら、タイムツリー型のマインドマップが順を追ったマインドマップ作りにとても便利だからです。タイムツリー型は有料での提供になりますが、EdrawMindでは放射線型の基本図は無料でを作成することができますので、まずは使い心地をお試し下さい。
2.2 操作手順とポイント
EdrawMindを使った操作手順は簡単でテーマを中心に置いてそこから派生していきます。ほとんどの授業ではタイムツリー型と放射型の併用がおすすめです。タイムツリー型で派生させていき、詳細が多岐に渡る場合は放射型でまとめると良さそうです。
Part 3: まとめ
今回は「マインドマッピングツールで授業ノートを取る方法」についてご紹介してきました。マインドマッピングツールを使いながらノートをとる方法は、従来の受け身的な取り方とは違い創造的な活動です。整理することに重きを置くのではなく、記憶することを第一に知識を思考に落とし込みながら自分のものにするにはうってつけの方法です。まずば、授業ノートを黒板通りとり、それを次の授業までにマインドマップ化することからはじめてみましょう。その時は、EdrawMindのタイムライン型と放射型を併用して知識を自分のものにし、どんな場合にでも応用できる思考を手に入れましょう。