建築デザイン-間取り図例

玄関の間取り図実例6選と考え方

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編集者: Edraw

間取りを検討する際に意外と悩みやすい場所に玄関があります。玄関は家の中で一番始めに目がいく場所であるため、家の印象を決める重要な場所です。

そんな玄関ですが、狭いスペースの中に使いやすさや収納力、快適性などさまざまな要素が必要となってきます。そこで今回の記事では、玄関の間取り図実例とその考え方などについて解説していきます。玄関の間取りにお悩みの方はぜひ参考にしてください。

1.玄関の間取り図実例6選

玄関は家に入る人誰もが最初に目にする場所であり、家の印象に大きな影響を与える重要な場所のひとつです。靴だけでなく、雨具や子供のおもちゃやアウトアド用品などの収納にも利用される場合があり、さまざまな要素を併せ持つ必要性もあります。

ここからはそんな玄関の間取り図の具体的な実例を6つ紹介していきます。

・北 玄関 間取り

北 玄関 間取り

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北に玄関を設置した間取りは、冬冷たい風を受けやすく夏は涼しく快適という特徴があります。

玄関は寒いが生活空間は暖かいという特徴から寒冷地で採用されることが多いです。冬の寒さの対策として、風除室の設置や断熱性の高い玄関ドアや窓の設置を行うことで改善が期待できます。さらに北向きは自然光が入りづらいので、明るい照明の設置など照明計画しっかりと行う必要性があります。

・南 玄関 間取り

南 玄関 間取り

南玄関は、日当たりがよく自然光がよく入り明るい開放的な空間をつくることができます。

自然光を多くとり入れるため、日中の照明使用がなくなり、省エネにも効果があります。日当たりがいいため、冬は暖かく快適な空間となっていますが、夏は直射日光が強く暑くなってしまうため、日差し対策を行う必要性が出てきます。庭やテラスなど外部空間とのアクセスのしやすさも特徴のひとつとなっています。南玄関の間取りでは、明るく開放的な玄関づくりが可能となっています。

・東 玄関 間取り

東 玄関 間取り

東玄関は、朝日が入りやすく朝のさわやかな空間づくりが可能です。

日中は比較的涼しく夏の暑い時期も過ごしやすい特徴があります。朝の涼しい空気を取り入れて快適な室内環境をつくることも可能です。

さらに朝の日光を取り入れた観賞植物の育成に適しています。朝の時間に自然光が多く入るため、1日の始まりを明るい気分始められる空間づくりが可能です。

・西 玄関 間取り

西 玄関 間取り

西玄関は、夕方に強い日差しがあるのが特徴です。

この強い日差しによって、玄関だけでなく家全体があたたまりやすいメリットがあります。

しかし夏場には特に暑さが増すため注意が必要です。日中は比較的長い時間、自然光が入ってくるため照明が必要なく節電につながります。夏場の暑さ対策と日差しへの対応には注意が必要ですが、ポイントおさえて快適な玄関づくりが可能です。

・クローク付きの玄関 間取り

クローク付きの玄関 間取り

玄関には、靴だけでなく雨具やアウトドア用品などさまざまなものを置き、収納するスペースが必要です。

それらの収納場所としてクロークがおすすめです。収納するものや量に合わせてクロークを設置することで、乱雑になりがちな玄関をすっきりさせることが可能です。コートなどの大型衣服の収納にも適しているため、使い勝手のよい場所といえます。

・2WAY動線の玄関 間取り

2WAY動線の玄関 間取り

玄関から家にあがる通常のルートとは別にもうひとつ上がるルート設けた玄関の間取りがあります。

クロークを設置した場合にクローク側から家にあがるパターンや、家族用と来客用と分けることも可能です。これにより、来客用はキレイに保ち、家族用の方へ毎日使用する靴などを収納し、玄関のスペースに無駄なものがなくすっきりした空間づくりが可能となってきます。

2.玄関間取りの考え方

玄関間取りはさまざまな要素を考慮して計画する必要がある重要な場所です。さまざまな要素をバランスよく組み合わせて計画していくことが重要です。

そんな玄関間取りはポイントをおさえて考える必要があります。ここからは玄関間取りの考え方として、考慮すべきポイントについていくつか紹介していきます。

・方角

玄関の間取りを決定するうえで重要なもののひとつに方角があります。

方角によって自然光の入る量、時間などが変わり、玄関内の環境に大きく影響を与えます。実例でも紹介したように東西南北どこに向いて玄関が設置されるかは特に重要です。どの方角に設置してもそれぞれにメリットとデメリットがあるため正解はありません。土地の形状や接道の位置や家全体の間取りなどとのバランスを考慮して最適な方角に設置することが重要です。

・広さレイアウト

玄関の広さやレイアウトは家族構成や生活スタイルによって変わってきます。

一般的に3帖から4帖程度がホールを合わせた玄関スペースの広さです。広めの玄関は開放感が出ますし、狭い玄関でもレイアウトや使い方によって快適な空間がつくることが可能です。家族構成や収納量などのバランスを考慮して広さやレイアウトを検討しましょう。

・収納スペース

玄関における収納スペースも重要な要素です。

玄関スペースでは、靴以外のものを収納するケースが増えてきています。ベビーカーや自転車を収納するケースもあり、収納スペースの重要度は高くなっています。土間収納としてクロークを設ける、機能的な下足入れの設置などにより納スペース確保を進めましょう。

・照明計画

玄関は毎日使用する場所であり、来訪者がはじめに見る場所でもあります。

照明が少なく暗い玄関は、暗い気持ちになりいい印象を与えることができません。毎日使用する家族も、暗い気持ちで朝出かけ、夜帰宅する形となってしまいます。そのため玄関は、自然光の入り具合を考慮しながら、適切な位置に適切な数の照明設置が求められます。

人感センサー付きのスイッチや照明器具を設置すれば、スイッチの入切の手間が省けて便利です。周囲が暗いときにしか反応しない明るさセンサーがついているものは特におすすめです。

・機能性やデザイン

玄関の機能性やデザインは見る人の印象を決める重要な部分です。

アクセントクロスの設置や、タイルのデザインや素材、ミラーの設置など玄関を印象的にする方法はいくつかあります。おしゃれな玄関空間にするために、使用する材料の選定をしっかりと行うことが重要です。

・防犯対策

玄関の防犯対策についても間取り検討の際には考慮する必要性があります。防犯対策の玄関ドアとして、メーカーの標準仕様で電子錠を採用している場合が多い傾向にあります。

カギでの開け閉めの必要がなく、カードキーなどキーレスでの開錠施錠が可能となっています。さらにカギについてもディンプルキーといってピッキングに強いキーが採用されています。玄関の防犯対策は家全体の防犯対策につながるため、間取り検討のポイントのひとつとなってきます。

3.玄関間取りの図面を簡単に作成するツール

玄関間取りを考える際には、考慮すべきポイントがいくつかありポイントを組み合わせて最適な間取りを作成することが重要です。

そんな玄関間取りの図面作成におすすめのツールにEdrawMaxがあります。EdrawMaxは多機能な図面作成ツールであり、建築図面だけでなく回路配線図などの作成も可能な汎用性の高いツールです。玄関間取りの図面作成の際にも活用できる便利な機能が多くあります。

玄関間取りの図面を簡単に作成するツール

ここからはそんなEdrawMaxの便利な機能についていくつか紹介していきます。

・家のレイアウトを書くための素材・テンプレートが豊富

家のレイアウトを書くための素材・テンプレートが豊富

EdrawMaxでは豊富な素材が登録されており、玄関間取りの図面作成時に利用できます。

各素材の色やサイズは自由に変更できるため、実際の素材や材料の色に合わせて変更が可能です。玄関間取りの図面にはいくつかのパターンが決まっています。そのため豊富に搭載されているEdrawMaxのテンプレートを使用することで、簡単に間取り図面を作成できます。

・AIで玄関のイメージ図を生成可能

AIで玄関のイメージ図を生成可能

EdrawMaxではAI描画の機能が搭載されており、玄関のイメージ図をAIによって作成することも可能となっています。

・インポート・エクスポート

インポート

図面のデータをさまざまな形式でインポートすることが可能であり、さらにPDFやWord、Excelなどの他の形式にエクスポートも可能としています。

PDFやWord、Excelなどの他の形式にエクスポート

上記のような玄関間取り図面作成に便利な機能が数多く搭載されています。基本的な機能は無料で利用できるのもメリットのひとつであり、導入へのサポートも実施しているので、ぜひ一度使用感を確かめてみてください。

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