マインドマップは脳の働きに合わせてつくられているノート術です。
マインドマップを取り入れた英語学習法は「頑張っているのになかなか成果がでない」とか、「英語の勉強を楽しめていない」と感じている方に特におすすめです。
英語学習との相性がよく、取り入れると暗記や理解のスピードが上がるだけでなく、イメージなどの直感的な感覚を使って楽しく英語を学ぶことができます。
マインドマップを使った英語学習で最も大切なことは、とにかくマップを書いてみることです。細かいルールや間違いを気にせず、マップを書いてみることが英語上達への近道です。
そこでここでは、今すぐにでも取り入れられる、シンプルな英語学習のマインドマップ例をご紹介します。エドラマインド(EdrawMind)を使った、実際の英語学習のマインドマップの画像もあるので、それを参考に今日からマインドマップを取り入れてみましょう。
- 目次 -
Part 1: マインドマップとは?
マインドマップとは、脳と学習のスペシャリストであるトニー・ブザン氏開発した思考をマップのようにまとめるノート術です。
マインドマップ使えば整理したい情報をビジュアルも使いながら1ページにまとめることができます。
書き方は簡単です!テーマを中心に書き、そこから放射状に枝分かれさせながら、関連する概念を書き出していくだけです。
手書きでももちろん書けますが、エドラマインド(EdrawMind)を使ってパソコンで作ると修正がしやすく、作ったマップをフォルダーに整理して保存できるのでおすすめです。
Part 2: マインドマップが英語学習に効果的な理由
脳は言葉よりも図やイラストなどのイメージのほうが素早く認識します。
マインドマップはこのような脳の特性に合わせてつくられていて、効率的に情報やアイディアの整理、記憶ができるため英語の学習におすすめです。
また、英語学習は言葉を暗記するため左脳だけが働きやすいですが、イメージが組み込まれたマインドマップを使うことで右脳も活性化し、脳をフルで使って学ぶことができます。
エドラマインド(EdrawMind)には手書きモードがありますが、手書きのような曲線は、右脳をさらに刺激してくれるので学習時におすすめです。
マインドマップはイラストを主に使って情報を整理するグラフィックレコーディングも似ていますが、英語学習の場合は文字や、それぞれの情報の関係性が一目でわかるマインドマップがおすすめです。
→関連記事:スコアアップ!マインドマップ英語勉強術
Part 3: マインドマップを英語学習に取り入れる!おすすめの学習法
ここからは、実際に英語学習にマインドマップを取り入れる方法をご紹介します。
マインドマップの使い方は無限大で、英語学習に取り入れる方法もたくさんありますが、ここではシンプルで始めやすいものをピックアップしました。
3.1 マインドマップでボキャブラリーを学ぶ
英語学習で1枚目のマインドマップとしておすすめなのがボキャブラリーのマップです。どのレベルの方でも、今すぐ気軽に書き始められます。
ボキャブラリーのマインドマップは、「Food(食べ物)」「Drink(飲み物)」「Animals(動物)」などのテーマをひとつ決めて、それに関連するボキャブラリーをひとつのマップにします。
単語だけを集めてもいいですし、「あいさつ」や「自己紹介」「私の好きなもの」など、抽象的なテーマにして、自由な発想で文章などを入れてマップを作るのもおすすめです。
関連する単語をひとつのマップにまとめることで、それぞれをリンクさせて覚えることができます。リンクさせて覚えることで、それぞれの単語にタグが付いた状態で記憶されます。思い出そうとしたときに、このタグがフックになるので引き出しやすくなります。
• ボキャブラリーマインドマップの書き方
ボキャブラリーのマインドマップは、辞書や参考書などを見ずに思いつく英単語や熟語などを書いてみましょう。上記の画像は、「Food(食べ物)をテーマにエドラマインド(EdrawMind)で作成してみました。
「英語が思いつかないけどマップに入れておきたい!」という言葉があれば日本語でメモしてもよいです。
何も見ずにマップ上に単語を書いて「もう思いつかない」というところまできたら、辞書や参考書で調べて書き足します。
マインドマップが完成したら、マップを見ながらキャブラリーを覚えましょう。覚えたら、それを見ずにマインドマップが書いて覚えているか確認しましょう。暗記したものはそのままにするとすぐ忘れてしまいます。書いたマインドマップを繰り返し見直したり、書き出したりして記憶を定着させましょう。
• エドラマインド(EdrawMind)を活用しよう
エドラマインド(EdrawMind)の機能を活用すれば、ボキャブラリーマインドマップがさらに使いやすくなります。
例えば、エドラマインド(EdrawMind)では、カラフルに色を付けることができます。カラフルにすると見た目にも楽しいですが、色があると記憶に紐づけが起こり引き出しやすくなります。特に暗記が必要になる、ボキャブラリーのマップはカラフルに色付けするのがおすすめです。
マップには日本語訳を入れなくても大丈夫ですが、入れる場合に使える便利な機能もあります。日本語訳は英単語と同じマスではなく、その単語のサブトピックとして入れましょう。サブトピックを選んで非表示にすることができるので、その機能を使えば日本語訳を隠して単語クイズができます。
• 【ボキャブラリーのマインドマップのテーマ例】
エドラマインド(EdrawMind)ではマップにマークをつけることができます。覚えた単語や重要な単語には★マークなどをつけると、学習しやすくなります。
・あいさつ:Good Morning
・動物:Animal
・家にあるもの:Furniture
・学校やオフィスで使うもの:Pen
・お店や公共施設:Store
・職業:Job
・趣味:Hobbies
・乗り物:Traffic Tool
・自己紹介:Self-analysis
・家族:Family
3.2 マインドマップで英文法を学ぶ
ボキャブラリーのマップを何個か作ったら英文法のマインドマップも作ってみましょう。文法はマインドマップに書き出すことで、情報が整理されて全体像を把握しやすくなります。
1ページで必要な情報がまとまっていて、一目で重要なところがわかるため復習をする時にもわかりやすいです。
英文法のマインドマップは、「動詞」「名詞」「形容詞」など品詞をテーマにしたものはもちろん、「疑問文」「否定文」などの基本文型、「過去形」などの時制、その他にも「比較級」「最上級」「可算名詞と不可算名詞」など、様々なテーマで作ることができます。
• 英文法のマインドマップの書き方
英文法のマインドマップは、参考書などある程度情報がまとまっているものを見ながら作成するのがおすすめです。
情報をマインドマップに移す作業をするだけでも、頭の中で文法の情報が整理されて、理解しやすくなります。
上記の写真は、名詞の種類を分類したマップの一部です。不可算名詞(数えられない名詞)の種類をまとめています。このマップのように、枝分かれをうまく活用して、なるべく短いキーワードでまとめるとすっきりして、見やすくなります。
Part 4: まとめ
英語学習とマインドマップの相性はとてもよいです。特にここでご紹介したボキャブラリー学習や文法の学習に高い効果を発揮します。
難しく考える必要はありません!
マインドマップを使った英語学習で最も大切なことは、とにかくマップを書いてみることです。細かいルールや間違いを気にするよりも、数をたくさん書いた方が上達します。まずはボキャブラリーのマップから、思いつくものを並べて作ってみましょう。
エドラマインド(EdrawMind)の機能をうまく活用して、カラフルにマークなどを使いながら作ると楽しく効果的に英語を学べます。