共通テストは学生にとって、今まで学習してきた成果を発揮し、大学入試を有利に進めるためにも重要な試験です。最終的にどれだけの知識を持てているかによって共通テストの結果にも大きく関わります。
その蓄積した知識をより確実に覚える方法として活用されているのが、マインドマップ勉強術です。そこで、マインドマップ勉強術とはどんなものなのか、勉強方法から作図方法まで詳しく解説します。
- 目次 -
Part 1: マインドマップ勉強術ってどんな方法?
マインドマップ勉強術とはどんな方法なのか、マインドマップの特徴や手順を紹介します。まずはどんな勉強術なのか認識して、知識固めの方法として活用を検討してみましょう。
1.1 マインドマップって何?
マインドマップ勉強術とは、自分の思考やプロセスを書き出していく図表のことを言います。中心となるメインテーマに関連するジャンルや項目に分けて、問題の解き方や意味などを線で繋げながら分岐させていく考え方です。
マインドマップはアイデアを生み出す際にも活用され、枝分かれしていく見た目から「メモリーツリー」や「アイデアマップ」などとも呼ばれています。
1.2 マインドマップ勉強術の特徴
マインドマップ勉強術の特徴は、数学の数式や、歴史の時代などの情報をひとつのテーマに絞って、言葉の意味や解き方を分岐させ視覚的に情報を捉えるところにあります。ただ問題を解いていくだけでは定着しにくい考え方そのものを、順序だてて整理できるためより鮮明に記憶できるようになるでしょう。
ノートでまとめたものや、少しうろ覚えになってしまっている部分の補強もできるので、自分がどれだけ共通テストの点数につながる知識を持っているのか再確認できます。
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グラフィックレコーディング勉強法
Part 2: マインドマップ勉強術の手順
マインドマップ勉強術をどのように行っていくのか、実際の手順とやり方を解説します。マインドマップ自体はそこまで難しいものではないので、一度試してみてはいかがでしょうか。
①無地の用紙またはノートを用意する
手書きでマインドマップを作図する時は、無地の用紙かノートの見開きページを用意しましょう。線がない方が見やすいことはもちろん、スペースを気にせず書いていくことができます。
②中心にメインテーマを書く
用紙やノートの用意ができたら、中心にメインテーマを配置します。例えば歴史であれば、歴史上の出来事や人物を中心テーマにあげます。他にも週や月単位の学習スケジュールをテーマにして、科目ごとの勉強計画を立てる方法としても活用できます。
③メインテーマに関連するジャンルや項目に分ける
例えば織田信長をテーマとして書く場合、領地や年代、文化や合戦などで情報を分けていきます。このように何のテーマを置くかによって関係する項目も変化するので、単元をテーマとするのか、共通テストや二次試験など全体的な内容にするのか決めていきましょう。
④関連する言葉を書き足していく
ジャンルと項目分けが終わったら、次はそれぞれに関連する言葉をどんどんと書き足していきます。マインドマップの目的はテーマに関する全てを絞りだして、全体像を確実につかむことにあります。 どんな些細なことでも良いので、思いついたことや書いておきたいことは漏らさずに記入していきましょう。
⑤線でつないで色分けやイラストを活用する
書き足した情報は線でつないで、どこと繋がるのかはっきりと分かるようにしましょう。それから重要なポイントの色を変えたり、イラストを活用したりすると、より脳にインプットしやすくなります。
上図:EdrawMindで作成したマインドマップ
Part 3: EdrawMindでマインドマップを作図する
用紙やノートでマインドマップを作図する手順を書きましたが、手書きで書いていくのに自信がないという方には、作図ツールであるEdrawMindがおすすめです。
EdrawMindはPCで様々な図表を作図できるツールのひとつで、直感的な操作のしやすさと、豊富なテンプレートが大きな特徴です。作図方法も単純で、テンプレートをそのまま活用して挿入していくか、テーマやトピック、ノードの位置を自由に設定して追加していくことが可能です。
テンプレートを活用すれば最初からマインドマップの形が出来上がっているので、どのように情報をまとめていけばいいのか一目で分かります。もし、ノードやトピックの数が足りない場合は、サイズ調整をしながら新しく追加することも簡単です。
Part 4: まとめ
マインドマップ勉強術は、学習してきた内容を図表化して視覚的に捉えることができるため、実力が試される共通テストの知識を固める方法として最適です。また自由にテーマを設定できることから、どのような科目であっても関連する言葉をつなげてより具体的なイメージが持てるようになるでしょう。
マインドマップは手書きで書いて行くこともできますが、より効率的に作図したいという時はEdrawMindが最適です。EdrawMindでは豊富なテンプレートだけでなく、単純操作でノードやトピックの追加が行えるため、スムーズに情報を整理していくことができます。