夏休みは多くの時間がある嬉しい期間と言えるでしょう。一方で、多くの宿題に頭を悩ませているお子様やご家庭も多いのではないでしょうか?
その中でも、苦手だ!なくなればいいのに!と考えてしまう宿題に、読書感想文があります。今回は読書感想文を上手に書くコツ、話のポイントを上手にまとめるポイントをマインドマップを用いて紹介します。
- 目次 -
Part 1: なぜ読書感想文が難しいか
お子様が取り組もうとせず、起承転結やアドバイスをしてもお互いに不機嫌になると読書感想文という言葉に憂鬱になってしまうご家庭は多いです。
読書感想文について挙げられる苦手な理由について4つ紹介します。
1.1 何を書けばいいかわからない
最近では本を自由に選んで良いという指示も増えていますが、学校によっては指定図書が決まっている学校があります。学校が推薦する本は、使われている言葉や題材が難しくイメージが湧きにくいと口にする声が多いです。
1.2 あらすじばかり書いてしまう
読書感想文の特徴の一つに、書かなければいけない字数が多いというものがあります。平均すると原稿用紙3枚から5枚で、字数にすると1200文字から2000字です。
1000字を超える文章となると、お子様の腰がひけてしまうのも仕方ありません。早く終わらせてしまいたいばかりに、あらすじばかり書いてしまい、読書感想文ではないので再提出というケースも多いです。
1.3 本を読む気になれない
そもそも本が好きではない!こういう声もネット上に多くあります。活字をじっくり読むという習慣がないので、与えられている課題についtげ興味や関心がわかないというケースも多いです。そうなると、話を知らないので書くことにたどり着けません。
1.4 ボキャブラリーが続かない
話の内容について、よかったです、面白かったですという言葉ばかりになっていて、親が目にしても評価できない作文になっているという声も目立ちます。評価するとき、心で感じた時の表現が少ないという原因もあるでしょう。
Part 2: 読書感想文が上手になるポイント
しっかり読まないといけない、しっかり書かないといけないと考えることで読書感想文をますます苦手とするお子様は増えるかもしれません。
実は、読書感想文はちょっとしたがポイントを意識するだけで上手に書けるようになります。読書感想文が書きやすくなる簡単なコツについて紹介します。
2.1 動画を利用してあらすじを理解する
最近ではYouTubeなど動画サイトで、いろいろな本について大まかなあらすじを紹介しているものがあります。
読書感想文に使えそうな作品も多いので、興味がもてそうかどうか判断するとき、どんなことについて感想が言えそうかなどを考える時の目安として、動画サイトは非常に便利です。
2.2 話は全部読まなくても大丈夫
読書感想文は、読んだ作品の中で心に残ることを書けば十分です。本の中身全てについて乾燥すると、原稿用紙3枚や5枚では済まないでしょう。つまり、全て読まなくても、決められている原稿用紙分だけの字数を書くということは可能ということです。
それぞれが書けそう!と思う部分だけを書けば読書感想文は出来るという認識を持ちましょう。
2.3 表現を増やす
読書感想文で評価されにくいのは、同じ表現を繰り返すことです。その中でも「よかったです」「おもしろかったです」という言葉ばかりになっている、お子様は注意が求められます。
覚えておきたい表現
● ふしぎだ
● 腹が立った
● かわいそうだ
● 予想外だった
● 納得がいかない
● もっと知りたい
● 胸に響いた
上記のような表現を手元において、全て使うようにして感想文に取り組むことがちょっとしたコツです。かなり表現豊かな読書感想文になるでしょう。
Part 3: マインドマップで読書感想文を整理する
上図:EdrawMindで作成した読書感想文のコツ
読書感想文を上手にするために、書きたい内容をマインドマップについてまとめる方法が効果的です。書きたい内容について、説得力をもたせる、おすすめのコツがあります。
その方法とは「自分と比較すること」です。よくわからないまま読書感想文を考えることは難しいですが、「自分だったら?」という意識を書くだけで話は続くようになります。
上図:EdrawMindで作成した走れメロス読書感想文ポイントの例
作品として有名な「走れメロス」について、自分との比較を参考にして、マインドマップを作成してみました。EdrawMindを手元において、気になったポイントを打ち込んでいき、その都度、吹き出しで自分との比較をするだけで簡単に書きたいこと、書くべきことが増えていきます。
Part 4: まとめ
今回は読書感想文を苦手とするお子様やご家庭に、マインドマップを活用した読書感想文の書き方や、文章にする時のポイントについて紹介しました。一つの作品について意見を書くことは難しいですが、全てを余すところなく読む必要はなく、気になる登場人物やシーンだけを書く形でも読書感想文は上手に書けます。
また書く方法も、自分との比較をしていく形にすることで、自然と表現する言葉も増えます。EdrawMindのような作図ソフトを開きながら、好きなシーンについて家族で話をしながら作品についてお話するという時間もおすすめです。無料試用できますので、気軽にお試しください。