手描きと違い、パソコンでマインドマップを作るメリットには「保存や修正が容易」な点があります。
しかし、「ソフトのダウンロードが億劫」「会社や家など色々な場所で使いたい」という人も多いでしょう。そんな人におすすめなのが、ダウンロード不要でWebブラウザ上で作業できる、Web版のマインドマップツールです。
Web版のマインドマップツールのメリットはダウンロードが不要な点だけではありません。多くのWeb版のマインドマップツールにはマインドマップの作成だけでなくオンライン上での共有や共同編集、クラウドへの保存機能があり、複数人での利用に適しています。
この記事では、Webブラウザ上で利用できる5つのマインドマップツールを紹介します。まとまらない会議や進まない課題共有を、Web版のマインドマップツールで一気に解決できるかもしれません。自分に合ったマインドマップツールを見つけるためにぜひお読みください。
1.EdrawMind(エドラマインド)
累計で3,500万以上ダウンロードされている、Edrawシリーズのマインドマップツールが「EdrawMind」です。
EdrawMindにはインストール版、スマホアプリ版もありますが、Web版の「EdrawMind Online」も提供されています。
EdrawMind Onlineの特徴は以下の3つです。
- 豊富なテンプレート
- 操作の分かりやすさ
- さまざまなAI機能
あらかじめ用意されているテンプレート以外にも、「EdrawMindギャラリー」にあるほかのユーザーが作成したテンプレートを利用したマインドマップの作成も可能です。もちろん一からマインドマップを作成するのも簡単です。
作成したマインドマップはベーシックなデザインだけでなくフィッシュボーンやセクターマップなどに簡単にレイアウト変更できます。EdrawMindは操作が分かりやすく、テーマやカラー、背景を簡単に変更できデザイン性の高いマインドマップも作成可能です。
(マインドマップ作成例(EdrawMind))
EdrawMindではAI描画をはじめとするAI機能が利用できます。さらにインストール版では、以下のようなさまざまなAI機能が利用でき、マインドマップ作成が効率化できます。
- AIマインドマップ作成
- キーワードからスライドを自動作成するプレゼンテーションモード
- マインドマップから動画や音声を作成するAIエクスポート機能
EdrawMindの個人向け料金プランは以下です。
- フリープラン:無料
- 1年間プラン:5,900円(1カ月あたり492円/月)
- 買い切り版:12,900円
チーム向けの機能を使いたい場合、チーム向け料金プランを参考してください。
- 1年間プラン:7,600円 (1ユーザー)
- 3年間プラン:1,2000円 (1ユーザー)
EdrawMindはインストール版・Web版・スマホ版すべて上記料金で利用できます。家にいるときは機能が多いインストール版、外出時にはWeb版やスマホ版と使い分けられるのも魅力です。
2.MindMeister(マインドマイスター)
(引用:MindMeister)
「MindMeister」は、2007年にリリースされた実績のあるマインドマップツールです。
マインドマップに特化したオンライン専用のツールで、マインドマップや組織図、リストなどがテンプレートから作成できます。右横のツールバーからはトピック図形の色や枠線、テーマを変更して手軽に見栄えのいいマインドマップが作成できます。
さらに、右上の「共有する」ボタンからリンクを共有でき、リンクを受け取った人は作成者の設定に応じて閲覧/編集が可能です。
MindMeisterは機能や操作がシンプルなため、マインドマップだけ作れればいいという人にはおすすめです。しかし無料プランの場合、作成できるマインドマップは3枚までで、印刷はできません。マインドマップをたくさん作りたい、印刷したいという人は有料プランにする必要があるでしょう。
MindMeisterの料金プランは以下の4つです。
- ベーシック:無料
- パーソナル:700円/月
- プロ:1,050円/月(※1ユーザーにつき)
- ビジネス:1,800円/月(※1ユーザーにつき)
「プロ」と「ビジネス」は複数メンバー(ライセンス)の利用ができる企業向けのプランです。
3.Coggle(コグル)
(引用:coggle)
「coggle」もオンライン専用のマインドマップ作成ツールです。
MindMeisterと似た感じの操作性ですが、トピック図形の端をドラッグすると字の大きさが自動で変わったり、長押しで操作メニューが出たりと使いやすい工夫がされたツールです。
デザイン性もよく、シンプルなので操作に慣れたら手軽に綺麗なマインドマップが作成できます。ただし、使い方が少し独特なので最初少しとまどうかもしれません。
coggleも共有や共同編集機能、プレゼンテーション機能が付いています。
(引用:coggle)
coggleの料金プランは以下の3つです。
- Free Forever:無料
- Awesome:5ドル/月
- Organization:8ドル/月
無料プランでは作成できるマインドマップは3枚までで、有料プランになると無制限に作成できます。そのほかに、有料プランでは有料図形の利用や細かい書式設定、個人ワークスペースの作成などが可能になります。
4.miro
(引用:miro)
「miro」は6,000万人が利用するオンライン専用の作図ツールで、マインドマップ作成だけでなくさまざまな機能を持っています。
- AIマインドマップ
- プレゼンテーションモード
- テンプレートライブラリ
- Miroアシスト
- アプリ連携
操作性も高く、左端のツールバーには「ふせん」や「ペン(手描き)」など複数人での利用に適したツールが用意されています。
ほかにもチーム作業に役立つ機能があります。Miroアシスト機能はAIで情報のグループ化やテキストからの画像生成などができ、アプリ連携機能ではMicrosoft365やGoogleワークスペースなど多数のビジネスアプリと連携可能です。
miroの料金プランは以下の4つです。
- Free:無料
- Starter:8ドル/月(メンバー1人あたり)
- Business:16ドル/月(メンバー1人あたり)
- Enterprise:要問合せ(企業向け)
無料プランでは作成できるマインドマップは3枚までで、有料プランになると無制限に作成可能です。そのほかに、有料プランではタイマーや投票、工数見積もりアプリ機能などの利用ができます。
5.Canva(キャンバ)
(引用:canva)
マインドマップを思考整理に役立てたいというより、どちらかというと画像素材として使用したい人におすすめのツールが「canva」です。
canvaはバナーやサムネイル、アイキャッチ画像などのWeb素材を作成できるツールですが、豊富なテンプレートの中にはマインドマップテンプレートも複数用意されています。
(引用:canva)
豊富なイラスト素材やテキスト素材、アニメーションも利用できるのがcanvaの特徴です。マインドマップ専用ツールではないので自由度の高い複雑なマインドマップ作成は難しいですが、チラシやSNSの投稿用などにビジュアル要素の強い素材を色々作成したい人には適しています。
canvaの料金プランは以下の3つです。
- Canva Free:無料
- Canva Pro:1,500円/月
- Canva for Teams:3,000/月
有料プランではプレミアムテンプレートをはじめとする有料素材や画像・動画の背景削除機能、AIツール、クラウドストレージなどが利用できます。
マインドマップがチームで使える!EdrawMindのリアルタイム編集機能
EdrawMindは、ファイルの共有だけでなく同時編集も可能です。
チームスペースにチームを作成すれば、招待されたメンバーはマインドマップをリアルタイムで自由に編集できます。また、作成したマインドマップはアウトラインモードでも表示できます。
チームで編集したマインドマップを議事録のようにテキスト化できる点も便利です。
EdrawMind Webの無料体験はこちらから>>>
Web版マインドマップツール比較一覧表
ご紹介した5つのツールの概要を以下の表にまとめました。
EdrawMind | MindMeister | coggle | miro | canva | |
価格 |
無料~12,900円 (※買い切り版) |
無料~1,800円/月 | 無料~8ドル/月 | 無料~16ドル/月 | 無料~3,000円/月 |
有料プラン機能 |
有料テンプレート AI機能 チーム管理 など |
マップの印刷 チーム作成 など |
有料図形 詳細な書式設定 など |
アプリ機能 カスタムテンプレート など |
有料素材 背景削除 AIツール など |
共有/同時編集 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
エクスポート形式 |
画像 テキストファイル WAV MP4 PowerPoint PDF WORD PowerPoint |
PDF WORD PowerPoint 画像 (※有料プランのみ) |
画像 テキストアウトライン |
画像 CSV |
画像 MP4 GIF |
インストール版 | 〇 | × | × | × | × |
スマホアプリ版 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
EdrawMindはインストール(PC)版、Web版、スマホアプリ版と一通り揃っており、場面に合わせて利用できます。
また、個人用の1年間プランでは1カ月あたり500円以下とワンコインで利用でき、買い切り版だとずっと使えるためお得です。マインドマップをビジネスやプライベートで存分に利用したいなら、EdrawMindをぜひお試しください。
まとめ
今回はWebブラウザ上で利用できるマインドマップツールを5つ紹介しました。
Web版のマインドマップツールはダウンロード不要なため、どこでも気軽に利用できます。また、共同編集機能があるツールが多く、離れた場所からでもチームでのアイデアや意見出しができ、業務の効率化に役立ちます。使用する目的や人数、デザインや操作との相性を考え、マインドマップツールを選びましょう。
マインドマップツールを仕事やプライベートで長く利用するなら、web版でも利用でき買い切り版がお得な「EdrawMind」をぜひ一度お試しください。