効果的なプレゼンを作成するには、適したソフトウェアの選択が欠かせません。本記事では、おすすめのプレゼンソフトを6つ紹介します。
1.プレゼンソフトを選ぶポイント
プレゼンソフトを際には、以下の4つのポイントを押さえているかをチェックしてみましょう。
1.1.使いやすさ
プレゼン作成では内容と伝え方に時間とエネルギーを割けるように、スライドの作成がスムーズにできるソフトがよいでしょう。
初心者でも直感的に使え、豊富なテンプレートとテーマが用意されているソフトを選べば、デザイン性の高いスライドを手軽に作って残った時間を内容のブラッシュアップに充てられます。
1.2. 機能
魅力あるプレゼンスライドを作成するためには、スライド間のトランジション(切り替え)やアニメーションが与えるインパクトが効果的です。機能が豊富なソフトなら、より見栄えの良いプレゼンが作れます。
また、プレゼンでは画像、動画、音声、グラフなどさまざまな素材を使用します。メディアを簡単に挿入できる操作性も必要です。
ほかにもチームで共同編集できるコラボレーション機能やオフライン・オンラインで使用可能な機能があれば、作成したスライドをプロジェクトメンバーにチェックしてもらうときや出先で作成するときにも便利です。
1.3. 互換性
ほかのソフトで作成したスライドを基に作成したり、異なる環境の相手にファイルを送ったりする際にほかのプレゼンテーションソフト、特にMicrosoft PowerPointやGoogleスライドとの互換性が必要です。
また、自分が編集する際や相手が閲覧する際に環境を選ばない、デバイス間(パソコン(Windows)・Mac・タブレット・スマートフォンなど)との互換性も求められます。
1.4. 価格
プレゼンテーションソフトには無料のもの有料のものどちらもあります。無料版の場合は欲しい機能に制限がかかっていないか、有料版の場合は契約期間の単位や提供される機能が価格に見合っているかどうかも確認しておきましょう。
2.おススメのプレゼンソフト6選
次に、人気のプレゼンソフト6つについて特徴と概要を解説します。
2.1.PowerPoint
(引用:Microsoft)
「PowerPoint」はMicrosoft Office標準のプレゼンソフトであり、ほかのOfficeソフトとの連携に優れている点が特徴です。機能が豊富で使用できる人が多く、インターネット上にもテンプレートや使い方の情報がたくさん載っている点も便利です。
メリット |
Office製品との連携が良い 大抵のパソコンに入っており、追加コストがかからない |
デメリット |
オンラインテンプレートはそれほど多くない Officeソフトを持っていない人はお金がかかる |
使いやすさ |
メニュー構成や基本的操作がOfficeソフト共通のためわかりやすい |
機能 |
アニメーション:○ 共同編集:○ オフライン利用:○ |
互換性 |
PowerPoint:- Googleスライド:○ |
価格 |
(Microsoft365 Personal) 1,490円/月 14,900円/年 |
おすすめの人 |
頻繁にスライドを使用し、ファイルのやり取りも多い人 Microsoft 365をすでに契約している人 |
公式サイト |
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/powerpoint |
2.2.EdrawMax
「EdrawMax」は世界中で利用されているドローイングソフトで、テンプレートや素材の豊富さが特徴です。アニメーションなどの機能はありませんが、デザイン性の高いグラフや作図テンプレートがそろっているため、手軽に視覚効果の高いスライドが作成できます。
またEdrawMaxはマルチプラットフォーム対応に加えてオフラインでも使用できるため、デバイスや通信環境を気にしないで済む点も使いやすいソフトです。
メリット |
豊富なテンプレートや素材 作図支援機能 マルチプラットフォーム |
デメリット |
アニメーション機能がない |
使いやすさ |
直感的なUIとOffice系ソフトと同様の操作方法で使いやすい |
機能 |
アニメーション:× 共同編集:○ オフライン利用:○ |
互換性 |
PowerPoint:○ Googleスライド:× |
価格 |
Free版:無料(一部機能・テンプレート制限あり) 1年間プラン:9,800円 買い切り版 :19,600円 |
おすすめの人 |
アニメーション機能は不要な人 グラフや図を使ったスライド作成が多い人 |
公式サイト |
2.3. Google Slides
(引用:Google Slides)
「Google Slides」はGoogleが提供するクラウドプレゼンソフトです。Googleアカウントがあれば無料で利用できる点が特徴です。クラウドソフトなのでファイル容量を気にする必要がないほか、共同編集がしやすい点も優れています。
メリット |
無料で使える |
デメリット |
素材があまりない・PowerPointと比べると機能が少ない オフライン状態だと一部機能が使用できない |
使いやすさ |
Office系ソフトと同様の操作方法で使いやすい |
機能 |
アニメーション:○ 共同編集:○ オフライン利用:△ |
互換性 |
PowerPoint:○ Googleスライド:- |
価格 |
完全無料 (有料版にするとGoogleMeetとの連携などの機能が使える) |
おすすめの人 |
無料で利用したい人 社内・社外でファイルの更新・やりとりが頻繁な人 |
公式サイト |
https://www.google.com/intl/ja/slides/about/ |
2.4. Keynote
(引用:Keynote)
「Keynote」はApple社が提供しているMacおよびiOSデバイス標準のプレゼンソフトです。優れたデザイン性と美しいアニメーションが特徴で、Mac/iOSデバイスとの連携にも優れています。
メリット |
無料で使える デザイン性が高い |
デメリット |
Mac用のソフトのため、Windows環境で使用するとデザイン崩れやアニメーションが動作しないことがある |
使いやすさ |
直感的・シンプルな操作でわかりやすい |
機能 |
アニメーション:○ 共同編集:○ オフライン利用:○ |
互換性 |
PowerPoint:△(デザインが崩れる場合あり) Googleスライド:× |
価格 |
完全無料 |
おすすめの人 |
Macユーザー PowerPointやGoogleスライドに変換する必要がない人 |
公式サイト |
https://www.apple.com/jp/keynote/ |
2.5. Canva
(引用:Canva)
「Canva」はオンライン上で利用できるデザインツールですが、プレゼンテーション機能もついています。テンプレートや素材も豊富で、アニメーションやトランジション機能も使えます。
メリット |
無料でも使える テンプレートや素材が多い |
デメリット |
オフライン環境では使用できない 図形の細かい設定は難しい |
使いやすさ |
一般的なプレゼンソフトとは違うが、難しくはない |
機能 |
アニメーション:○ 共同編集:○ オフライン利用:× |
互換性 |
PowerPoint:○ Googleスライド:○ |
価格 |
Free版:無料(使える素材が限られる) Canvaプロ:11,800円/年 |
おすすめの人 |
デザイン中心のスライドを作成したい人 |
公式サイト |
https://www.canva.com/ja_jp/presentations/ |
2.6. Prezi
(引用:Prezi)
「Prezi(プレジ)」は動的なズームインズームアウト効果を駆使して一枚の絵の中を自由に動き回るスタイルが特徴的なプレゼンソフトです。既存のプレゼンを見慣れている人でも惹きつけられる魅力的なスライドが作成できるため、近年人気が出ているプレゼンソフトのひとつです。
メリット |
インパクトのある魅力的なスライドが作成できる 動画出力に対応している |
デメリット |
使える機能は少ない |
使いやすさ |
UIが独特で慣れが必要 |
機能 |
アニメーション:○ 共同編集:○ オフライン利用:△(Plus・Premiumプランのみ可) |
互換性 |
PowerPoint:○ Googleスライド:× |
価格 |
Standard:7ドル/月(オフラインアクセスほか一部機能利用不可) Plus:17ドル/月 Premium:25ドル/月(分析・カスタム機能・サポート付き) |
おすすめの人 |
既存のスライドとは一味違ったプレゼンをしたい人 スライドの印刷利用はしない人 |
公式サイト |
https://prezi.com/ |
まとめ
記事内でご紹介した6つのプレゼンソフトにはそれぞれ得意・不得意や価格の違いがあります。作成したいスライドに適したソフトを選択しましょう。
そのなかで「PowerPointとは違ったスライドを作成したい」「操作が難しいソフトは使いたくない」「グラフや作図をスライドにふんだんに取り入れたい」という人におすすめしたいのが「EdrawMax」です。
EdrawMaxには使いやすいUIとアニメーション機能、豊富なテンプレート、マルチプラットフォームに共同編集、互換性がそろっています。スライド作成の作業を効率化したい人は、EdrawMaxを無料ダウンロードして使ってみてください。