科学と教育 知識

latexを利用して複雑な数式入力!編集におすすめのソフトもご紹介

edraw編集者
編集者: Edraw

Latexを使って数式を入力したいけど何を準備したらいいの?そんなことでお困りの方へ。

この記事でLatexの文法や書き方を詳しく記します。数式編集に役立つソフトウェアもご紹介しますので参考にしていただければ幸いです。

1.基本記号の入力方法

latexを扱うには、ソフトウェアなどの環境構築が必要です。手順としては以下の通りです。

①ソースをテキストファイルなどに記入する

②コンパイルする(latexコード→DVIコード)

③②のファイルをPDFに変換する

なお、こちらのブラウザベースのCloud latexでは環境構築することなしにlatexが利用できます。

https://cloudlatex.io/ja

クラウド上でファイルを保管できるのが最新鋭の技術です。

latexにて基本的な数学の文字や演算子を書くには以下のように表記します。

ギリシャ文字

ギリシャ文字

演算子

演算子1

演算子2

なお、ラテン文字(a~z、A~Z)はそのまま入力するので省略します。

2.特殊記号の入力方法

特殊記号の入力方法を表に表します。

上付き文字と下付き文字

上付き文字と下付き文字

論理記号、集合記号

集合記号

関係記号

集合

微分、積分

微分

極限

極限

三角関数平行、垂直

三角関数

3.フォントの記号の入力方法

続いて、フォントなどの入力方法を紹介します。

フォント

フォント

句読点記号と数式中のテキスト記号

句読点

4.図形と図表の記号の入力方法

図形などの記号も表せます。

線、図形記号、矢印

線

ベクトル、行列の表現方法

ベクトル

5.数式環境の入力方法

数式の入力方法はインライン数式、ディスプレイ数式の2通りです。

それぞれ入力方法とともに説明を記します。

  • インライン数式

文章の中に数式を入力する形式です。

数式を以下の文字の間に入力します。

$(数式)$

\( (数式) |)

\begin{math}(数式)\end{math}

  • ディスプレイ数式

数式を1行に表示する形式です。

$$(数式 $$

\[ (数式)\]

\begin{displaymath}(数式)\end{displaymath}

囲む記号のペアは違うもの同士では正常に出力されません。

6.latex記号を入力する例

数式

それでは、この式を例としてlatex記号を入力する手順を示します。

ルート2の書き方は

sqrt{2}

xの2乗は

x^2

+や数字はそのままです。

ルート(根号)は\sqrt{2}、数式全体は$ $に挿入して表示します。

$y=\sqrt{2}x^2+x+2$

これをEdrawMaxの数式エディタで数式に変換します。

数式エディタで入力する手順を記します。

①「挿入」タブを選択する

②「テキスト」-「数式」を選択

選択

③数式エディタが立ち上がる

④「latex」ボタンを押下する

⑤latex形式で数式を入力して「Enter」または「MathMLに変換」を押下する

エンター

正しく変換されました。

7.数式エディタとして活用可能なEdrawMax

edrawmaxサイト

数式を編集するのにおすすめのソフトウェアをご紹介します。

EdrawMaxは、マインドマップやフローチャートなどの図表作成のためのソフトウェアです。利用しやすいインターフェースで、初心者でも簡単に操作が可能です。数式エディタが付属していて数式の編集もスムーズにできます。

ギリシャ文字、数式記号などのライブラリがあり、パターン別に記号を挿入できます。学術や開発で幾何学図形を扱う際の解析にも役立ちます。

数式の記入には、添え字やネスト形式になっているものなど書き方が複雑になっているため難しいものです。EdrawMaxの数式エディタは数値や記号を記入する場所の候補を自動で選択できるので手書きのような感覚で記入ができます。

最新版のEdrawMax onlineでは、数式エディタに新たなライブラリが追加となって更に利用しやすくなっています。

また、latex形式、MML形式にエクスポート、インポートする機能も追加となっています。latex入力にも対応していて便利です。

ブラウザベースですぐに利用を開始できるEdrawMaxを是非体験していただきたいです。

関連記事