就職活動では、具体的に将来のビジョンを持っている就活者が高く評価されます。そのため、希望している職種で成果をあげるには、キャリアプランシートを用意することが効果的です。今回は、キャリアプランシートの作成方法をご紹介し、無駄が少ない就職活動を応援させていただきます。
- 目次 -
Part 1: キャリアプランを書くコツ
仕事に対する気持ちを明確にするには、キャリアプランを決めておくことが重要です。一種の将来設計ともいえますが、目標をもって日々の生活を過ごせるので精力的に仕事に取り組むことができます。
キャリアプランは、紙やデータにまとめておいて定期的に加筆や修正を行える状態にすることがポイントです。就職活動でもアピールできるようにするには、以下の書き方はおさえておく必要があります。
書くポイント①:なりたい自分とは?
一番のポイントともいえる部分になります。どういうことに喜びを感じて仕事に取り組める人間であるか、どういうところにこだわりを持っている社員になりそうか、ここをはっきりさせることで就職活動の面接でも企業が判断しやすくなります。
書くポイント②:今の自分との違いは?
将来の夢である以上、いまの自分にはたどり着けない理由や違いは存在しているはずです。その違いを明確にしておくことも必要です。経験的な理由、経済的な理由など、人それぞれですが、状況分析を出来ているかを判断できるため就職活動中でも問われる可能性があります。
書くポイント③:中期・長期的な設定
夢が目標であるとしたら、目標を達成するための計画(具体的なプランニング)が欠かせません。実際の段取りと理想は異なりますが、時間的な目安や中間目標といったものを作っておく事が重要です。
大きな目標をもっているのであれば、実行力・達成力がありそうな人材かも評価される可能性があります。3つのポイントを意識して、まとめておきましょう。
Part 2: キャリアプランシートの特徴とメリット
就職や転職活動を支援するサービスでは、就活をスムーズにおこなうものとしてキャリアプランシートを提案するところが多いです。また、企業によっては、入社した後に提出を求める場合も珍しくありません。
キャリアプランシートの特徴や、メリットについて紹介します。
2.1 キャリアプランシートとは?
キャリアプランを立てやすいように、目標、必要なスキルなどを具体的に記入するような書式やテンプレートをキャリアプランシートといいます。
•代表的な書式(入社したあと)
一定の期間ごとに、行動目標とそのためのスキルや経験を意識させる書式になっていることが特徴です。大手の企業では、このシートを目安に評価基準を設ける場合もあるので、早い段階からキャリアプランを考えることをおすすめします。
2.2 キャリアプランシートのメリット
プライベートと同じく、社会人となってからは仕事の時間も有効活用する姿勢が大事です。キャリアプランを明確にして。取り組める生活を過ごすほうが良いのは言うまでもないでしょう。
最近では終身雇用という形態の企業は少なくなっています。働き方改革も推進されているので、仕事の仕方もさまざまです。選択肢が増えているからこそ、一定の方向性を意識した取り組みも必要になります。
キャリアプランシートを自ら作成しておくことで、目標に対する最短ルートというものを考えて行動できることは大きなメリットと言えるでしょう。
Part 3: EdrawMaxでキャリアプランの書き方ご紹介
現実的に無理のないキャリアプランシートは、図を取り入れたものにするとわかりやすくなります。たとえば、作図ソフトであるEdrawMaxを活用すると直感的に意識しやすいものが作成可能です。
職種に対する考え方、キャリアプランシートの書き方について紹介します。
3.1 理想と現実に無理がない職種とは?
上図:EdrawMaxで作成したキャリアプラン
数学の集合で用いられるベン図にするとわかりやすくなります。3つのサークルを作り、その3つのサークルに条件を書き込んでみます。
3つの条件
この3つの条件が交差する職種を考えることで、向いている仕事であり、スキルアップに繋げやすい職種がみつかる可能性が高いでしょう。
3.2 キャリアプランシートの書き方
上図:EdrawMaxで作成したキャリアプランシート
キャリアプランシートのポイントは、現在の自分と目標とのギャップを正しく認識することにあります。そのギャップをうめるための手段を明確にする意識が大事です。そのためには、2つの意識が求められます。
●手段は複数ある方がいい
●中間目標を設定しておく
まず思いついたものが、最適な手段でなかった場合もあります。時期的に難しいもの、性格的に取り組みにくいものがあるので、様々な視点で複数の選択肢を作っておくべきです。実際に取り組む時期が来たら、その時に最善を選べるようにしておくことを優先しましょう。
大きな目標には、モチベーションの維持が難しく、途中で挫折してしまうケースも珍しくありません。モチベーションを保つには、目標を分割することが有効です。
中間目標を立てて、小刻みな達成をしていく形が理想になるでしょう。自分が着実に前に進んでいるイメージがあるので、取り組みやすいです。キャリアプランシートには、ステップアップする図を取り入れることで行動しやすくなります。
Part 4: まとめ
今回は就活応援という名目で、就職活動にも役立つキャリアプランの考え方と、キャリアプランシートの作成方法について、ポイントを紹介しました。希望する職種についた後でもキャリアプランシートが必要となる場合、個人的に所有しても効果があることを考えると、キャリアプランを図にしておくことはかなり有効です。
作図ソフトEdrawMaxがあれば、普段の資料作りだけでなく、キャリアプランのような大事なプランニングにも役立つので、考えをまとめたい時のお供にいかがでしょうか?