ブレストのやり方を徹底紹介
-集団発想法、BS法の完全解説ガイド-
編集者： Edraw
マインドマップ How-Tos
新たなアイデアを創出するための強力な手法、「ブレインストーミング(Brainstorming）(略語：ブレスト=BS法）」について知っていますか？
ブレストの意味とは、クリエイティブな思考を促進し、問題解決に繋がる多くのアイデアを生み出すためのグループワークの一つです。みんなの発想が集まるので、集団発想法とも呼ばれています。そのやり方と適用可能なツールについて、今回は徹底的に解説します。1940年代にアメリカの広告会社BBDOのアレックス・オズボーンによって初めて提唱されました。彼はチームメンバーが自由にアイデアを出し合うことで、より創造的な提案が生まれ、問題解決の効率が向上すると考えていました。
この記事では、ブレストの原則とやり方を紹介しますので、ぜひ最後まで読んで頂ければと思います。
ブレストを正式に紹介する前に、ブレストについて、結構有名な事例を紹介していきたいです。
カナダは北米北部に位置し、北極圏に近いため、多くの地域で雪が降ります。そのため、遠隔地にも多数の送電線が設置されています。そして雪が降ると、送電線の支柱やワイヤーに大量の積雪が溜まり、支柱が折れたりワイヤーが切断されることがあります。そのため、定期的に人員を派遣して送電線を巡回し、積雪を除去する必要があり、多大な人件費と時間がかかっています。この問題は、電力会社にとって悩みの種となっていました。
それで、電力会社の職員たちはあるブレーンストーミング会議で、
- 参加者A「カナダにはたくさんのクマがいます。もし熊を訓練して送電線を振ってくれるようにしたら解決しませんか？」
- 参加者B「熊を送電線を振るように訓練するなら、送電線の支柱に好物であるハチミツを置けばいいですね。」
- 参加者C「ヘリコプターを使ってハチミツを送電線の支柱に置けばどうでしょうか。」
- 参加者D「ヘリコプター？なら、ヘリコプターが送電線の近くを飛ぶとき、その風で送電線や支柱の積雪が吹き飛ばされ、問題が解決します。」
熊 ー> ハチミツ ー> ヘリコプター
みんなは奇想天外なアイデアを話し合い、最後に実行できる答えに導きました。
1.ブレストの4原則
ブレインストーミングを行うにあたって、4つの原則がありますので、その原則について説明します。
【1】考えを自由に出す
この原則は、参加者が自由に、そして広範な視点からアイデアを思いつくことを推奨します。これにより、予想外の解決策が浮かび上がることもあります。
【2】批判や評価を行わない
ブレーンストーミングのセッションでは、どんなアイデアでも否定されることなく受け入れられます。これにより、全ての参加者が気兼ねなく自分のアイデアを提案することが可能になります。
【3】質より量を重視する
アイデアの量が多ければ多いほど、その中から良いアイデアを見つけ出す確率が高まります。そのため、ブレーンストーミングでは、質よりも量を重視します。
【4】アイデアの組み合わせと改良を行う
別々に出されたアイデアを組み合わせることで、新たな視点からの提案が生まれることがあります。これは、ブレーンストーミングが集団活動であることの大きな利点です。
これらのステップを通して、さまざまなアイデアが共有され、新しい視点や解決策が見つかることが期待されます。
2.ブレストの手順
「ブレスト」を実行するには、それはどんな手法で、どのように活用するべきなのでしょうか？そして、その最適なやり方は？次は、これらの質問に答えるために、ブレストのやり方を解き明かし、効果的なツールとその使い方を徹底的に紹介します。
2.0 本番に入る前に、ウォーミングアップしよう！
ブレストを行う前に、参加者の思考を活性化するために、いくつかの脳トレゲームを行うことが必要です。これは、雰囲気作りや参加者の思考を刺激することで、より創造的なブレストが可能になります。また、このプロセスを通じて参加者同士の視点やアイデアを理解し合うこともできます。
例えば、単語リレー：ブレストの前に行う簡単なゲームとして、「単語リレー」があります。これは、ある単語を発表した後、次の人がその単語の最後の文字で始まる新しい単語を思いつくゲームです。このゲームは、頭の中を素早く動かし、一般的な思考パターンから抜け出すのに役立ちます。ビジュアルストーリーテリング：ランダムに選んだ画像を使ってストーリーを作り上げるものです。一人のメンバーが画像を選び、その画像に基づいてストーリーの一部を作ります。次に、別のメンバーが別の画像を選び、ストーリーを続けます。このプロセスを全員が終えるまで繰り返します。
2.1 目的を明確にする
ブレインストーミングの目的を明確にしましょう。何についてアイデアを出すのか、どのような問題やテーマに取り組むのかを定義します。また、異なるバックグラウンドや専門知識を持つ参加者を招くことが重要です。多様な視点や経験は、革新的なアイデアの発見につながる可能性があります。
2.2 ルールを設ける
ブレインストーミングでは、アイデアを自由に出し合うためにルールを設けることが重要です。四つの原則のほか、制限時間を設けることや、進行役を決めるのが重要です。要注意：進行役は、ブレインストーミングが始まるときに議論のトピックとルールを再確認し、会議の進行を導きます。しかし、会議が行われている最中にアイデアを評価することは許されていません。これは、全ての参加者が自由にアイデアを提出し、批判的な視点を避けることを確保するためです。また、一般的にブレストに参加する人は5人から12人までに収めたほうがいいと言われています。
2.3 アイデアを出し合う
ブレインストーミングセッションでは、参加者全員が自由にアイデアを出し合います。他の人のアイデアに触発されたり、新たな視点を得たりすることができます。
2.4 アイデアを整理する
ブレストが終わったら、出てきたアイデアを整理しましょう。関連するアイデアをグループ化したり、優先順位をつけたりすることで、より具体的なアクションプランを立てることができます。
2.5 アイデアを活用する
最後に、出てきたアイデアを活用しましょう。実行に移すためのステップを踏んだり、アイデアを発展させたりすることで、より良い結果を得ることができます。
3.ブレスト進行中、アイデアを整理する二つの方法
2.4で紹介したように、アイデアを整理することは、ブレストの重要な部分であり、全体の効率性と結果の質に大きな影響を及ぼします。次はアイデアを整理する方法についてまとめます。
3.1 マインドマッピング
こちらではEdrawMindを使ってブレスト中のマインドマップを作成していきます。
まずはボタンからブレストに役立つEdrawMindを無料インストールして起動します。
①新しいマインドマップを表示させます。（画像「＋」を押せば新しいマインドマップが表示されます）
オンライン共同作業の場合、右上の「共有」をクリックしてください。生成されたリンクをコピーしてブレストの参加者に送ってください。
②ツールバーから全画面表示を選択すると、自動的にブレインストーミングモードになります。
③画面左下のツールバーの電球マークをクリックすると、画面左側にアイデアボードが表示されますので、各々アイデアを出し合ってください。
④左側のアイディアボードで出たアイディアを、右側のマインドマップに移してまとめることができます。
ブレストをする時、EdrawMindがおススメの理由は？
- みんなでオンライン協力、リモート会議でもブレストの整理・議事録を簡単に！
- ガントチャート機能で、できた企画をすぐにシフト表にする！
- AI機能によって、より多くのひらめきを得る！
- 大事な資料として保存・印刷することができます。
下のボタンから、EdrawMindを無料ダウンロードして、ブレストでできたいいアイデアを整理しましょう！
3.2 親和図法
①テーマまたは中心的な要素を選ぶ
まず、親和図法のテーマまたは中心的な要素を選びます。これはグラフ全体の焦点となるものであり、他の要素との関係性を示す基準となります。
②カードにアイデア・意見を記入する
特定した要素をノードとして視覚的に表現し、それらの間の関係性をエッジで結びます。ノードは形状や色で区別し、エッジは線の種類や矢印で意味を表現します。
③カードを整頓しグループ化する
4.一人でもブレストをする方法
4.1 AI 搭載のマインドマップツール
EdrawMindのAI機能は、一人でブレストを行うことを可能にします。それは宛てがわれたトピックに関するアイデアを自動的に生成し、あなたに新たな視点を提供します。EdrawMind AIとの対話も可能です。具体的なアイデアや視点を探求したい場合は、AIに詳細を提供してください。それはあなたの要求に応じて、さらに具体的で、あなたのビジネスまたはプロジェクトにとって価値のある洞察を提供します。これにより、他の人の助けを借りずに、自分自身でブレインストーミングを効果的に行うことができます。
やり方：
以下の手順に従うことで、特定のトピックに基づく新鮮なアイデアや解決策を生成できます。
まず、マインドマップ内でブレストを行いたいトピックを選択します。フローティングバーを探し、AI Intelligent Creationボタンをクリックします。表示されるドロップダウンメニューから、ブレインストーミングオプションを選択します。
また、対象トピックを右クリックし、AI Generated Contentの下にあるブレインストーミングを選択することも可能です。
ここからはEdraw AIが引き継ぎ、あなたが探求するための多種多様なアイデアと洞察を自動的に生成します。
4.2 ランダムワード生成ツール
ランダムワード生成ツールは、単語やフレーズをランダムに生成するプログラムです。これにより、予測不可能なキーワードやフレーズが提示されるため、創造的な発想や新しい視点を得ることができます。
ランダムワード生成ツールにアクセスします。このウェブサイトは簡単に操作でき、必要な単語の数を設定し、ランダムに単語を生成することができます。
画像引用：https://tango-gacha.com/
まとめ
この記事では、創造性とイノヴェーションを刺激するブレストについてまとめました。その意義と効果的な方法、そして活用するツール、さらには一人でもブレストをする方法について詳しく説明しました。そのうち、AI搭載のマインドマップツール EdrawMindがおすすめです。ブレストをしているうちに、EdrawMindのAI機能はアイデアを引き出すことに役立ちます。それに、アイデアを整える形に整理することにも役立ちます。より効率的なブレストを実現するには、ぜひ以下のボタンからEdrawMindを無料ダウンロードしてください！
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