マインドマップで思考を見える化したいけれど、なかなか手が進まないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、家族との会話という日常場面を具体例にして、EdrawMindを使用しマインドマップで考える方法いついて、具体例を交えて解説します。それを解説することで、思考を見える化して本来の目的を探る楽しさをお伝えできればと考えています。また、その会話に次の着地点を定めるのに適している同社のEdrawMaxを使用して図式化し評価します。そして、意思決定やさらなる思考の発展につながるような思考方法をご提案します。
- 目次 -
Part 1: 「買い出し」という意思決定の前に準備をする
20代-30代のライフイベントに関して言えば、就職、キャリア形成、結婚、出産、住宅購入、教育資金など人生を根付かせるのに重要な選択を迫られる場面がいくつもあります。その場面ごとに、今までの経緯に基づき情報収集をしながら思考し意思決定につながる評価をしています。その中で、情報を精査する必要があるのに、それを後回しにし、自分が何に基づいて動いているかを見失う危険があります。それを防ぐためにも、情報を整理し、見える化することは、本当に自分が大切に考えていることを明らかにしてくれる効果も期待できます。
Part 2: EdrawMaxで図式化して現状と改善策を考える
2.1 家族会議の選定―ライフイベント「出産」
今回はライフイベントの一つである「出産」を振り返り、教育資金や住宅購入にも関わる育児方針について夫婦で会議した内容をマインドマップで見える化してみました。この家族会議の背景としては、第一子を迎える準備にあたり市から配布される母種手帳や妊産婦検査費用補助券を手に、市主催のイベントへの出席を通じ父親、母親になる自覚を育む時期でした。
2.1 マインドマップで家族会議を行う-テーマ「育児方針」
上図:EdrawMindで教育方針の家族会議の図
編集可能なマインドマップをダウンロード
テーマである「育児方針」の会話を通して、マインドマップからわかった夫婦の共通点は、お互い最優先したいのは、お互いの子供時代の経験から、就学の必要があるまではできる限り側にいたいということでした。できれば、楽しい思い出をたくさん作りたいとも考えました。2番目に優先したいのは、楽しいだけでなく、社会に出てお友達に迷惑をかけないように正しく躾けることも必要だという共通認識を確認し合ったことです。
ここであることに気づきます。それは、本来の目的であった育児方針から、その方針への道筋つまり、手段を具体化しようとしています。というのは、教育方針の話から、「英語教材購入」の意思決定の話をしていたからです。その理由としては、初めてのライフイベントに向け「父親や母親の自覚とは何か」について思索し、情報収集をしていたのが要因だと気づきます。
Part 3: EdrawMaxで現状とあるべき姿を図式化して評価してみる
テーマに沿って会話を弾ませていると、あらかじめ情報収集していた内容を起点に想像力がより具体化して、手段の意思決定にまで視野が狭まっているのに気がつきました。一度、マインドマップで話し合った内容を下に、現状を踏まえてあるべき姿である教育方針について図式化してみます。
上図:EdrawMaxで就学前までの家庭生活の過ごし方の図
すると、現状に対してあるべき姿がかけ離れていることに気づくことができます。さらに、この図から、第一優先にした思い出作りの方法について他の案がないか考えるという視野を広げる効果を得ることができます。また、2番目に大切だと考えた躾については、0歳1歳の子には高度な内容であることもわかります。
Part 4: EdrawMindとEdrawMaxで図式化した考察ー「家族会議」
このように、マインドマップで想像力を働かせながら見える化しさらに、現状とあるべき姿を図式化することで、違う視点から本来の目的に働きかけることができる可能性をみつけることができました。特に思い出作りには、英語教材にかかる費用を旅行などに置き換えることもできないかという思考にも発展させることができました。英語教材は思考の整理になる『整理棚』を個人の中に作ってくれる役割があるとも思索を巡らしながら、論理的に思考するにはとても良いし、能力開発に良い教材、遊具になる可能性があります。
しかし、教材にはない楽しさが旅行にあるのではないかとも考えることができます。例えば、英語教材にかかるくらいの高額なお金をかけて、旅する場所を子供が日常みせないような笑顔を撮影できる場所を基準に選び、わが子におめかしさせて今しか撮れない写真をたくさん撮って思い出に花を添える方が良いような気がします。また、専門家の方に旅先の名所を案内してもらい知らないことを知り、有名店で豊かな色彩や味覚を味わえる食事に、一生ものの新たな分析視点を得て、子にアドバイスできるかもしれません。
以上のような考察をふまえ、マインドマップや図式化して考えることは、現状の打開や家族の会話をさらに深堀する役目を担ってくれる効果を発見することができます。
Part 5: まとめ
今回は、日常生活を図式化して考える家族会議編をご紹介しました。EdrawMindのマインドマップ効果とEdrawMaxの図式化に特化している特徴を活かして、意思決定に奥行と先送りを許す思考の楽しさをお伝えしました。EdrawMindやEdrawMaxは、仕事の場だけでなく、日常生活の視点を共有する役目をもち、日常生活に新しい接点を生み出す効果があります。ぜひ、EdrawMindとEdrawMaxを合わせて自分だけの大切なものを探す楽しさを味わってみて下さい。